資産形成の方法の一つとして重要な投資信託。
身近なゆうちょ銀行での運用をお考えの方もいるのではないでしょうか。
本記事ではゆうちょ銀行で投資信託を買う(運用する)べきなのかどうか、そのメリットとデメリットを解説します。
ぜひ最後まで読んで、ご自身の投資や生活スタイルに合うかどうか考えてみてくださいね。
投資信託はゆうちょ銀行で買うべきなのか
まずは結論を述べます。
- 自分で考えて最適な投資をしたい方にはおすすめしない
- 投資のことは完全に丸投げしたい方にはありかも
ゆうちょ銀行で投資信託を買うメリット
まずはメリットから説明します。
- 対面で投資信託の説明を受けたり相談ができる
- 全国にあるため、住所が変わっても手続きがしやすい
ゆうちょ銀行を利用して投資信託を買う最大のメリットは、対面で相談しながら投資方針を決めていけるところです。
投資はお金や経済に関わる幅広い知識が要るため、投資を始めたり上手に運用するハードルが決して低くありません。
よって知識が無かったりお金の計算が苦手な方にとっては、対面で教えてもらいながら投資を始められるのは大きなメリットでしょう。
また地銀と違い全国展開しているゆうちょ銀行では、引越しなど住所変更時の手続きが楽なのも嬉しいポイントです。
ゆうちょ銀行で投資信託を買うデメリット
次にデメリットを説明します。
- 現在人気トップ上位の投資信託を扱っていない
- 取り扱い種類が少なすぎる
- 低コストの投資信託が少ない
- 高コストや毎月分配型の投資信託を買わされる可能性がある
ゆうちょ銀行での投資信託で最大の弱点は、取り扱い商品の少なさです。
ネット証券大手は1,000〜2,000本超えなのにゆうちょ銀行は119本です
そのため自分のライフプランに合わせた投資信託の選びにくさがあります。
特に近年人気の低コスト投資信託を軒並み取り扱っていないのは明確なデメリットと言えます。
また、残念なことに質の悪い投資信託を買わされる危険性もあります。
店舗型だとゆうちょ銀行に限らず発生しうるリスクやな
質の悪いというのは例えば、期待リターンの割に手数料(信託報酬)が高かったり、長い目で見ると資産が減りやすい毎月分配型のような投資信託です。
これは「客が運用する投資信託の手数料が高いほど店舗の収益が増える」というビジネス構造から来るものです。
よって営業利益を優先する店舗やアドバイザーに当たった場合、あなたのライフプランを考慮しない高コストの投資信託を勧められるかもしれません。
「じゃあ自分で選べるゆうちょ銀行のネットサービスを使ったらいいじゃないか」
その通りですが、ネットサービスを使うなら商品が充実していないゆうちょ銀行をあえて選ぶ理由がありません。
最適な投資をしたい方にはお勧めしません
以上のメリットデメリットから、ご自身で考え自分にとっての最適な投資信託を選びたい方は、ゆうちょ銀行で投資信託を買うべきではありません。
お金や投資の勉強が苦手、あるいは勉強する時間が無い方が、店舗に実質の手数料を支払いつつ色々教えてもらってお任せ投資する。
ゆうちょ銀行で投資信託を買うというのは、こういうイメージです。
おすすめの投資信託の買い方
自分調べて最適な投資信託を購入したい方は、ネット証券会社が向いています。
ネット証券会社は賃料やアドバイザーを始めとした人件費を抑え薄利多売しているため、低コスト投資信託を幅広く取り扱っています。
ユーザーからするとコスパの良い会社ってことやな
その分「懇切丁寧に説明してもらう」ことは期待できませんが、スマホを使える人であれば投資を始めること自体は問題なくできます。
数ある投資信託から何を選べばいいかは、ご自身で調べたり勉強しながら検討しましょう。
おすすめのネット証券会社
おすすめのネット証券会社は、以下の通りです。
- SBI証券
- マネックス証券
- 楽天証券
- auカブコム証券
- 松井証券
- DMM.com株証券
それぞれをおすすめする理由や詳細について知りたい方は、以下の記事をお読みください。
最後に
ゆうちょ銀行で投資信託を買うべきなのは、一部の条件を満たした方です。
もし、本記事を読んで「自分には向いていないかな」と思われるならば、別の金融機関や証券会社を検討した方がいいかもしれません。
後からでも別会社に資産移動できるが、手続きはちょっとめんどいぞ
逆に、「自分はお金の計算とか勉強苦手だしな…」と不安な方であれば、一度予約を取ってゆうちょ銀行へ相談に行ってみましょう。
多少のコストを払ってでもプロに資産運用をお任せするのは、決して悪いことではありませんよ。
では次の記事でお会いしましょう!
またな
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