- 株や投資信託をどの証券会社で始めたらいいか分からない
- つみたてNISA/iDeCoに最適な証券会社を知りたい
- 証券会社選びで失敗したくない
年金の減少、増えない給料など日本の経済や未来は不安視されています。
そんな中、将来あるいは老後のための資産を作ろうとNISAやiDeCoといった仕組みを活用する人は増えていっています。
自民党も”一億総株主化”なんて言ってるしな
さて、ここで全員が最初にぶち当たる壁があります。
それが「証券会社選び」です。
証券口座は資産形成へ向かう一丁目一番地とも言える作業です。
「証券口座無しでお金持ち」は資本主義社会ではほぼあり得ないです
しかし証券会社は世の中に無数に存在しているため、どこを選べばいいのか悩んでしまいます。
本記事ではそんな悩める投資初心者の人のために、なるべく分かりやすく2022年最新版の情報でおすすめ証券会社を紹介します。
紹介する会社が絶対に正解!という訳ではありませんが、それでも選び方には王道というものがあります。
本当に必要な情報だけ載せるぞ
情報が多過ぎると選べなくなりますからね
資産形成する上で本当に悩むべきは運用の手段や将来設計であって、決して証券会社選びではありません。
本記事を読めば自分に合った証券会社をサクッと選べるようになります。
そして一緒に早く投資家ライフを楽しみましょう!
結論
知識のおさらい
内容がすんなり入るように、まずは前提知識をおさらいしましょう。
そんなの知ってるよって人は次まで飛ばしてください。
投資と証券口座
投資の大部分(株式・投資信託・ETF ・コモディティなど)は証券口座が必要です。
もちろんつみたてNISA、NISA、ジュニアNISA、iDeCoも同じです。
通常の銀行口座からは直接株を買い付けることも、下ろして現金で買い付けることも不可能です。
銀行やゆうちょならできんことも無いが、投資効率が悪すぎて非推奨
現在の日本で資産形成をしようとすると、ほとんどの人は証券口座の新規開設が必須であることを覚えておきましょう。
成人であれば自分の好きなように開設できます
未成年だと親権者の同意などが要ることが多いぞ
証券会社の種類
次に証券会社の種類について見てみましょう。
証券会社には店舗証券とネット証券があります。
両方やってるとこもあるぞ
それぞれの特徴を説明します。
店舗証券
実店舗があり、直接そこに向かって口座を開設したり投資の相談をする証券会社です。
担当者のアドバイスや手厚いサポートをもらえますが、彼らの人件費分の手数料が上乗せされます。
また彼らは販売手数料の%利益を取って生活しており、顧客である私たちと利益構造が相反しているため非推奨です。
要は手数料が高い商品を数多く売りつけることが彼らの至上命題です
それが悪いとは思わないが、少なくとも自分の得にはならんわな
次のネット証券がどうしても技術的・理解度的に利用不可能な人のみ選んでください。
ネット証券
実店舗が無く、基本的にオンラインでやり取りのほとんどが成立する証券会社です。
時々郵送でのやり取りが出ることはあるがな
こちらは店舗証券と違って初心者に手厚いサービスはありません。
なぜなら顧客ごとに担当者をつけてしまうとその人件費で赤字になってしまうからです。
利益構造は基本的に店舗証券と同じですが、販売管理費を削り顧客対象を広げることで低手数料を実現しています。
とは言え、初心者が投資を始めるまでの導線もちゃんと張られています
スマホの操作もおぼつかない人たちにはさすがに無理や
特に現在推奨されやすい長期運用(投資)では手数料が運用成績にかなりの影響を及ぼします。
よって手数料が低い証券会社を選ぶのが資産形成の必要条件と言えます。
またその利益構造ゆえ、業界の覇権を握っている会社が最も優良なサービスとなる可能性が高いと言えます。
顧客が多ければ経営効率も上がるし薄利多売ができるようになります
ネット証券会社の選び方
日本のネット証券会社(オンラインサービスがある証券会社)は以下の通り数多くあります。

上記以外にもまだまだあります
さてここからどうやって決めていくかを順に解説していきます。
大丈夫、簡単ですのでついてきてください。
とりあえず結論から
まずはせっかちな人のために結論を言いますが、選ぶべきは SBI証券 です。
2022年7月現在では、SBI証券を選べば全ての人で90点以上が取れます。
まさに最優の証券会社と言えます
最優やと某アニメのせいでポンコツのイメージが…
疑り深い人のためのランキング表
さていきなりSBI証券をお勧めしても怪しく思える人が一部いるでしょう。
そんな人のためになめくじが独自に作成したランキング表をお見せします。
独自にといっても材料を拾って簡単に作っただけですけどね
方法としては、Googleで「証券会社 ランキング」で検索して上位に出てくるランキング10個を総合したものです。
各ランキングの1位を5P、2位を4P…として総合Pをまとめると表のようになります。

結果としては第1位にSBI証券、2位以下は楽天証券、マネックス証券と続きます。
この順位はネット証券口座数ランキングやなめくじの肌感とも一致します
証券会社選びはトレンドに乗れ!
証券会社選びの最も重要なポイントは中長期のトレンドに乗ることです。
個人投資家の大部分は想像以上にお金に対してシビアですし真剣です。
スマホキャリアでもサービス改悪とかあったらすぐに乗り換えるしな
「SNSで話題だから」とか「キャンペーンしてるから」みたいな雑な理由だけでは、絶対に大事な資産を預けません。
そんな投資家たちが多く選んでいる証券会社であれば、どこであっても基本的に外すことはありません。
最低限の条件さえクリアすれば、後は好みだったり生活環境だったりで選べばいいだけです。
繰り返しになりますが、これを踏まえても現在の推奨はSBI証券です
ランキングトップ5社の特徴とお勧めポイント
ではこの5社の特徴やお勧めポイントを個別に解説します。
ぜひ自分に合うかどうかを検討してみてください。
しつこいようですが現在のs
もう分かったから
第1位:SBI証券
2022年現在のネット証券では人気No.1ですし、その勢いは衰えを知りません。
第2位の楽天証券がやや沈没し始めているので、覇権を確たるものにしようと次々と優良なサービスを打ち出しています。
個人的には向こう5〜10年の覇権はほぼ確定と思っています
SBI証券のメリット
SBI証券ではポイントの貯まりやすさが大きな魅力の一つです。
三井住友のVポイントがやや使いづらいのが難点ですが、購入時だけではなく投資信託を保有するだけでもポイントが貯まります。
他の証券会社にもあるサービスだが、トータルの還元率が圧倒的に高い
SBI証券の最も大きなメリットは⑤のサービス改善見込みです。
現時点でも最優と呼べるサービス内容ですが、ユーザー本位の新規キャンペーンや優良サービスを次々に打ち出しています。
すでに能力が高いのに成長性も高いとか
また住信SBIネット銀行や三井住友カードは、他サービスを利用している人でも投資を始めるためだけに利用手続きをすべきです。
なめくじも楽天カード2枚持っていますが三井住友カードを作りました
手数料の安さ・扱っている商品の手広さ・ポイントのお得さなど、証券会社として全く隙がありません。
万人におすすめできるその優等生ぶりは、まさに証券業界のプレミアムモルツです。
どうでもいいですが私はキリン派ですしクラシックラガー好きです
マジでどうでもいいな…
SBI証券のデメリット
正直言ってデメリットはほとんどありません。
強いて挙げるなら以下の通りです。
①は時々改善されているので、ひたすら待つか自分が慣れましょう。
UIが優れているのはYahooファイナンス(非証券)か楽天証券ですね
②に関してはSBI証券に限らず、どの証券会社も楽天やソフトバンクグループと比べるのは酷です。
とはいえ証券以外のサービスで他の経済圏を活用すれば全く問題にはなりません。
第2位:楽天証券
2022年現在、SBI証券に次いで口座数を持つ証券会社です。
2021年秋以前はSBI証券と双璧と言えるほどの人気がありましたが、直近1年で著しく評価を落としています。
その原因は同グループの楽天モバイル事業です。
多額の先行投資によって、実に1,000億円/3ヶ月のペースで企業体力が削られ続けています。
もう賽は投げられたのでミッキー自身も止められません
その余波は全ての楽天グループ事業に悪影響を出しています。
要はサービスが改悪されまくっている
時価総額も1兆円を割り込んでいますしね
それでも現在のサービス内容がなお業界トップクラスにいるのは、さすが楽天グループといったところです。
楽天証券のメリット
②は2022年4月にサービス改悪済みですが、限定利用であればまだまだ有用です。
③もサービス改悪済みですが2022年11月までならギリギリ選択肢に入ります。
⑤楽天経済圏にどっぷり浸かっている人は、証券口座を開くか悩ましいとは思います。
それに対するなめくじの結論は「それでもSBI証券有利」です。
その詳細な根拠が気になる人は以下の記事をお読み下さい。
楽天証券のデメリット
唯一かつ最大のデメリットは事業の成長性に難がある点です。
難があるというか悪化している
個人的に楽天グループやそのサービスは好きですが、今の楽天証券は手放しで愛せません。
現時点ではまだ他のネット証券会社(SBI証券以外)に対する優位性はありますが、いつかそれさえも崩れる危険性があります。
もちろんなるべく美味しい内は楽天証券で投資をして、どこかのタイミングで他へ資産移動しても構いません。
ただ、その工程にはちょっと面倒な手続きや制約があることに注意してください。
少なくともつみたてNISAはもう止めたほうがいいです
第3位:マネックス証券
第3位のマネックス証券は、ネット証券では老舗ですがここ1年でその勢いを増しています。
特にクレカ投信積立分野では、マネックスカードさえ作ればほぼ無条件で業界最大級のポイント還元が付く強みがあります。
やや無茶なようにも思うバラ撒き方です
メリットデメリットを整理して考えれば、十分検討に値する証券会社と言えるでしょう。
マネックス証券のメリット
まずはマネックス証券で一番推したいメリットは①のポイント還元です。
カード年会費無しの条件では業界トップの1.1%還元(積立額に対し、月最大5万円分)を誇ります。
年会費無しじゃ普通0.5%還元が限界や
またSBI証券同様に②投資信託を保有するだけでポイントが貯まります。
チリも積もればなんとやら。
いわゆるポイ活は、長期運用である積立投信と非常に相性の良いサービスと言えます。
また③配当金自動再投資システムは、2022年現在では業界で唯一無二のものです。
ほったらかしにできるのは長期運用では実は重要な要素です
ただしSBI証券が米国株定期買付を始めたので、その優位性がやや揺らいではいます。
またマネックス証券では③自分の資産状況や投資先の業績を把握しやすくなる管理補助システムが充実しています。
もしマネックス証券から別の証券会社に資産移管した時には、マネックス証券の優秀さを理解させられることになるでしょう。
マネックス証券なら○○が見れたのに〜!ってな
マネックス証券のデメリット
マネックス証券最大のデメリットは①の手数料の割高感です。
ネット証券業界はしのぎを削って手数料削減競争をしています。
決してマネックス証券の手数料が業界平均より高いという訳ではありませんが、業界3位の地位を考えると少し物足りない状況です。
このことから、手数料がかからないつみたてNISAだけマネックス証券で、他の投資は他の証券会社で運用している人もいます。
最高効率を求めるならこのスタイルやな
証券口座が複数だと資金管理の手間が増えますけどね
また②米国株・中国株以外に投資ができないので、新興国の株/ETF/投資信託への投資を考えている人にとっては選択肢となりません。
その場合は選択肢が豊富なSBI証券や楽天証券を選ぶべきでしょう。
第4位:松井証券
創業100年を誇る老舗の証券会社です。
元々店舗証券だが、近年ネット証券業務にも力を入れている
証券会社に限りませんが、長く生き残っている会社というのはそれだけファンを獲得する理由があります。
実績や安定性を重視したい人にはうってつけの証券会社と言えるでしょう。
松井証券のメリット
個人的に一番大きいメリットは実は①のアップデート頻度です。
老舗の企業というのはどうしても守りに入りがちですが、松井証券の辞書に守りという言葉はありません。
業界トップに追随すべく、矢継ぎ早に新規サービスを始めたりキャンペーンを打ち出したりしています。
米国株の取り扱いを始めたり、ネット完結型に進化したり
旧来の証券会社から良い意味で生まれ変わっている感じです
また1日最大50万円までは約定(買付)手数料が無料なのも②トレーダー志望の人には嬉しいポイントです。
50万円を超えると割高感が出るので、松井証券では少額トレードで経験を積むのが良いでしょう。
また③画面操作に不慣れな顧客に対するサポートの手厚さは、さすが店舗証券出といったところです。
松井証券のデメリット
松井証券のデメリットはいくつかあって、まず業界最大手クラスと比べると①商品ラインナップが物足りません。
米国株式の取り扱いも最近始まったばかりで順次銘柄が追加予定とはいえ、SBI証券や楽天証券などと比べるとやや手狭と言わざるを得ません。
また先述の②手数料問題もトレード額が大きくなると影響が出てきます。
そして③松井証券ポイントの使い勝手が悪い点は言い訳が効きません。
一応dポイントやAmazonギフト券と交換できるとはいえ、他の上位証券会社と比べるとポイ活目当てで選ぶ証券会社ではありません。
これはマジでなんとかしてほしいところ
楽天ポイントは交換すらできないですが、現金レベルの使い勝手ですので
特別な豆知識
松井証券はお笑いコンビのマヂカルラブリーと組んでYoutubeに資産運用動画を投稿しています。
これが非常に好評で、面白おかしく投資について学べますのでぜひ一度視聴してみてください。
指南役の松井証券の武藤さんが芸人みたいな立ち回りしてて笑えます
回を重ねるごとにどんどんはっちゃけていくな
第5位:LINE証券
ほとんどのスマホユーザーが入れているLINEアプリが証券サービスも提供しています。
「投資をもっと身近に、もっと手軽に」をテーマにしているだけあって、その操作性はバッチリ!
他の証券会社でも提供している単元未満株(株の少額投資)サービスも、LINE証券であれば“リアルタイムで”取引が可能です。
スマホでとにかくストレスなく投資をしたい方にとっては最適な証券会社でしょう。
そんなLINE証券に向いているのはこんな方です。
最後に
いかがだったでしょうか。
本記事で詳しく紹介した証券会社5社は、いずれもあなたの投資ライフを快適にサポートしてくれる優れた企業ばかりです。
この5社の中なら、好みとご自身の生活設計に合わせて選んでいただいて大丈夫です。
投資を始めるに当たって一番勿体ないのは、悩んだ結果選び切れないまま数ヶ月口座を開設せず放置してしまうというパターン。
投資信託/NISA/iDeCoなどの長期投資を考えているなら、証券会社ごとの些細な差よりも始めるまでの数ヶ月のロスのほうが断然結果に悪影響を及ぼします。
そんなことになるくらいなら、決めかねていてもとりあえずSBI証券を選んで始めちゃいましょう。
ランキングを作っておいて何ですが、投資家は割とみんな証券会社の複数使いをしてますからね。
もし、ランキング内で複数の証券会社が気になったりランキング外の証券会社も試したい場合は2口座目以降で考えておきましょう。
投資業界の現状や投資の世界観を知る意味でも、初めての証券会社はド安定のところを選ぶといいですよ◎
では次の記事でお会いしましょう!
またな!
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