「1億総株主化」という言葉が話題になるほど、投資という行為は案外身近なものになりつつあります。
最近になって投資に興味が出てきた方も多いのではないでしょうか。
本記事では、今まで投資をしたことがない方に向けて、「投資とはいったいなんぞや」というところを分かりやすく解説しようと思います。
なるべく専門用語を抜いて記載しますので、どうぞ肩の力を抜いて読んでみてくださいね。
結論
- 投資とはお金を使ってお金を稼ぐ行為
- リスクとリターンは表裏一体
- 老後準備やインフレ対策として投資が重要
投資とは何なのか?
まず基本から行きましょう。
投資という行為を簡単に表現すると「手持ちの資金を使って未来の利益を狙うこと」です。
“自己投資”なんて言葉もありますが、あれは特殊なんで一旦忘れてください。
基本的には、「投資=お金稼ぎ」だと思ってもらって結構です。
労働と投資の違い
よく考えると労働もお金稼ぎですよね?
労働と投資の違いはなんでしょうか?
この二つはお金稼ぎという目的としては一緒なのですが、実はその手段が「労働:時間消費」であるのに対して「投資:お金消費」という点で違います。
投資とはあくまでお金を使ってより沢山のお金を稼ぐこと、言い換えれば”お金を働かせてお金を稼ぐこと”だと覚えてください。
なぜ人は投資をするのか?
○○ファンドなどの投資機関はもとより、実は個人でも意外なほど投資している人はいます。
ある調査によると、個人投資家の延べ人数は約6,460万人とされていますから、おそらく最低1,000〜2,000万人程度はいるでしょうね。

身近にも絶対に隠れ投資家が何人かいるぞ

投資家を公言するとウザ絡みされやすいから基本言わないんですよね…
ではなぜ、そんなに多くの人が投資をしているのでしょうか?
答えは簡単で、皆お金稼ぎをしたいからです。
99%の人はお金を稼ぐことが目的で、残り1%だけが「趣味/生きがい系」か「大勝ちすると脳汁出るから」みたいなギャンブラー気質の人です。
なぜ投資でお金稼ぎをしなきゃいけないのか?
逆になんでわざわざ投資でお金稼ぎをする必要があるのか考えてみましょう。
これもやはりシンプルで、労働で稼ぐお金じゃ老後まで安心して暮らすには足りないからです。
特殊な才能やスキルを持っていなければ、年収ウン千万もらって「もうお金なんて要らないよ」という身分にはなれません。
同様に超絶資産家と結婚したり、宝くじで一発逆転したり、裏山で1億円拾うなんて話も現実味がありません。

つまり、ほとんどの人はお金に苦労する人生や
なめくじもあなたもあの人も、みんな働いてシコシコお金を稼がなければ生きていけない運命なんです。
そして労働だけでは足りないorしんどいから投資をするんです。
もし投資をすれば、リスクはあれど現実的な確率でまとまった資産を築くことが可能です。
投資ってどれだけ稼げるの?
では投資は具体的にどれくらいの期間でどの程度稼げるのでしょうか?
実は稼げる金額は千差万別過ぎて、なんとも言えないというのが本音です。
あえて例を挙げるならば、以下のような感じです。
- 投資資金数百万円〜1,000万円クラスの人が1日へばりついて数千円〜10万円台
- 毎月5万円×10年間=総額600万円投資で約176万円(利回り5%で計算)
これらは現実的なシミュレーション結果、もしくはなめくじがSNS等でよく目にする”あるある”な数字です。
あなたが想像しているより稼げてますか?多分稼げていないですよね。
もちろん結果を求めるのであれば、もっと高額投資したり高倍率の投資をすることは可能です。
しかし投資におけるリスクとリターンというのは、残酷なほど比例しています。

1日数十万稼げるのは1日で数十万失う覚悟がある人だけです
自分の生活を壊さないようにリスクを抑えながら賢く投資をすると、前述くらいの規模感の投資となるのです。
ちなみに国が推奨しているのは、リスクが比較的低めな20〜30年スパンでの長期投資で、投資総額2,500〜3,000万円:リターン1,000〜3,000万円というものです。
さすがにここまで成績が伸びたら納得感が出てきますね。

長期投資になると複利効果がエゲツないほど乗っかるぞ
なめくじの成績
一応参考までに、なめくじの投資成績も例示しておきます。
- 長期投資オンリー
- 3年2ヶ月経過(2023.7時点)
- 約477万円の投資で約170万円のリターン(約35%)
なめくじはビギナーズラックでかなり利益を出せていますが、ここで言いたいのは割と大勝ちできても短期スパンではこの程度ということです。

これが安全に行ける限界…!
そしてもし、10倍の4,770万円投資をできていたらリターンも1,700万円になっていた訳で、「投資は入金力勝負」と言われる理由もよく分かりますね。
投資って大変なの?
この投資なら月10万円は堅いです!なんて言われても、それを稼ぐのが仕事を辞めるほど大変なら意味がないですよね。
実際投資ってどれくらい大変なんでしょうか?
答えは「短期投資になればなるほどガチで大変」です。
投資は結果を出すために数年〜数十年かける長期投資、1ヶ月〜数年かける中期投資、数秒〜1ヶ月かける短期投資に分けられます。
長期投資は一旦投資のセッティングを済ませたら後はほぼ放置なので楽です。
一方で中期以下のスパンで投資する場合は、会社業績やチャートを細かくチェックしながら適切なタイミングで売り買いをする必要があります。
もし1日で売買を完結させるデイトレードで儲けようとすると、午前午後の株式市場が空いている時間はPCにへばりつくことになるので、仕事なんてしている暇はありません。

ここまで頑張っても大負けして退場する人が後を断たないという…
インフレが始まると投資の重要性が高まる
さて最後に少しインフレと投資について説明します。
最近ではついに明らかな物価上昇=インフレが感じられるようになってきましたよね。

卵1パック¥300はきついわ
外国と比べた日本の国力を考えると、日本では今後10数年以上インフレが続く可能性が十分にあります。
インフレが続いても給料がそれ以上に伸びれば生活はできますが、実際にはどうですか?
大多数の方はそんな上がっていませんよね。
給料の伸びは悪い、でも物価は容赦なくインフレしていく。
こうなると生活保護になるのを座して待つか、労働以外でも稼ぐかの2択となります。
つまり大半の人にとって、投資でお金を稼ぐことが重要になるわけです。
今は大丈夫だけど未来の暮らしは分からない、こういう危機感を持てる人はすでに投資を始めています。

まさにアリとキリギリスですね
最後に
いかがだったでしょうか。
投資とはなんなのか、なぜ人は投資をするのかがご理解いただけたでしょうか。
もし本記事を読んで、もっと投資に興味が出てきた、危機感を覚えて投資を始めたいと思った方は、以下の記事も読んでみてくださいね。
タイトルには20〜30代とありますが、40〜50代でも初手で絶対に選びたい投資法を解説しています。

では次の記事でお会いしましょう!

またな
- 投資とはお金を使ってお金を稼ぐ行為
- リスクとリターンは表裏一体
- 老後準備やインフレ対策として投資が重要
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