【罠商品あり】楽天エクステ預金は投資家から見て使えるのか？

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楽天銀行を利用している方は、アプリ通知やメールなどで楽天エクステ預金についての案内を受けたことがあるのではないでしょうか。

本記事ではその楽天エクステ預金についての説明と、投資家にとって楽天エクステ預金は使うべきものかどうかについて解説します。

本記事を読めばあなたにとって楽天エクステ預金が必要なものなのかが判断できるようになります。

あなたの大事な資産をうまく管理するために、ぜひ最後までお付き合いください。

結論

楽天エクステ預金とは

普通預金と定期預金

銀行など金融機関では、通常「普通預金」と「定期預金」の2種類の預金方法を選ぶことができます。

前者はいつでもお金が出し入れ可能なタイプです。

対して後者はいったんお金を預けたら、一定期間引き出せなくなるタイプです。

しかし定期預金は自由に引き出せない分、普通預金より金利が高く設定されています。

楽天エクステ預金は定期預金

楽天エクステ預金は先の2種類でいうと「定期預金」に該当します。

楽天エクステ預金の種類別金利

まずは楽天エクステ預金の金利（税引前）を確認してみましょう。

ステップアップ金利に関しては、最初1年が0.001%で1年ごとに0.001%アップ・最終の10年目だけ0.002%アップして0.011％となります。

他の銀行の預金金利

2022年2月現在ではほとんどの銀行が無条件での普通預金では0.001%です。

0.001%を分かりやすくすると、100万円の預金に対して1年間で10円の利息です。

対して定期預金では評判の良いau自分銀行で3ヶ月満期定期預金が0.04%となっています。

投資家界隈では楽天銀行と双璧を成す住信SBIネット銀行では0.02%となっています。

条件が緩い現実的な預金金利を考えるとここらへんが最大値でしょう。

国債の金利も知っておく

円定期預金と事実上ほぼ同じ商品である国債の金利を見ておきましょう。

その時期によって金利は変動しますが0.05%が保証されています。

例外もありますが、国債は実質「3年満期で最低0.05%の定期預金」と考えていいでしょう。

投資家から見た楽天エクステ預金の旨み

さて、情報が揃ったところで投資家が楽天エクステ預金を利用すべきかどうかを考えてみましょう。

10年満期の定期預金

国債が3年拘束で0.05%に対して楽天エクステ預金では最長10年拘束で最大0.011%です。

誰でも分かる通り、使う理由が全くありません。

15年満期の定期預金

最長15年拘束で0.18%はまずまずの金利といっていいでしょう。

他行の定期預金と比べても、決して引けを取らない良金利です。

一方、国債は最短3年で0.05%の金利となります。

5年や10年の国債であれば金利が上がる可能性はあるものの、少なくとも当面は最低保証の0.05%で見ておいたほうがいいでしょう。

よって15年拘束で0.18%を取るか3年拘束で0.05%を取るかの判断となります。

楽天エクステ預金に向いている投資家

以下に当てはまる数が多い人ほど楽天エクステ預金が向いています。

他行の定期預金や国債が向いている投資家

一方、以下に当てはまる数が多い人ほど他行の定期預金や国債が向いています。

最後に

いかがだったでしょうか。

楽天エクステ預金に関して理解が深まり、あなたの環境において利用すべきかどうかが見えてきたと思います。

楽天エクステ預金での最大のネックは15年間という長期間の資産拘束です。

これを許容できる状況・投資論・資産配分にあるかどうかで選択いただくと良いですね。