こんにちは。
世帯で月10万円以上のインデックス投資(ドルコスト平均法)をし続けているなめくじです。
本記事では久しぶりにインデックス投資について改めて取り上げようと思います。
インデックス投資の概要については以下の記事を先にお読みください。
さて2022年は、米国の株価下落が影響してインデックス投資家たちは大きな損失を被る結果となりました。
インデックス投資に慣れていない人の中には、損失額に耐えられなくて売却=損切りをしてしまった人もいるでしょう。
しかしインデックス投資、しかも長期投資を考えている場合は投資を止めてしまうのはいただけません。
2024年の新NISA改正でにわかに脚光を浴びているインデックス投資。
その本質と2023年をどう立ち回っていくべきなのか、個人的見解を踏まえて解説します。
インデックス投資とは
インデックス投資とは、インデックスと呼ばれる「株式市場の指数」に連動したファンドに投資をする手法です。
指数が上がれば利益が増え、指数が下がれば損失が増えます
この投資方法は2023年現在多くの個人投資家に支持され、またNISAを統括する金融庁もインデックス投資を推奨しています。
またインデックス投資は長期保有(数年〜数十年)することから、毎月など定期的に一定額を投資する「ドルコスト平均法」が採用されることが多くあります。
2022年のインデックス投資結果について
2022年はコロナ対策の後遺症として、世界的に急激なインフレが進行しました。
そしてそれに伴う不安やウクライナ情勢の悪化などから、米国を中心とした世界の株価はかなり悪化しました。
よって2021年終わり頃〜2022年にかけてインデックス投資(ドルコスト平均法)を始めた人は、2023年1月現在において数%〜10%程度含み損となっています。
始めてすぐ含み損は不安になるよな
ちなみになめくじも2022年だけの投資成績としては、3%弱程度の含み損となっています。
日本へのインデックス投資をした人は含み益かもしれません
2023年のインデックス投資は止めるべきか?
さて本題に入ります。
2022年の失敗を踏まえて2023年のインデックス投資は止めるべきでしょうか?
結論から言うと「No」です。
つまり”投資継続”を推奨します
その理由について順に分かりやすく解説します。
インデックス投資の特性について
インデックス投資というのは、本質は「長い目で見ると世界は経済成長をし続ける」という前提の下に行う希望に満ちた投資法です。
違う表現をすれば目先1年、2年程度の値動きは”無視する”投資です。
ガチでチャートを見る必要は無いぞ
いずれは経済が成長し資産は増えていくと踏んで投資しているのに、ちょっと損が出たから売却していては単なる株式市場の養分です。
むしろ株価が下がっている時こそバーゲンセールと思って買い向かうのが正しい手順です。
含み損が拡大するのを喜んでこそインデックス投資家です
2023年の見通し
では2023年もインデックス投資を続けるとして、今抱えている含み損は無くなりプラスに転じるのでしょうか?
これは個人的見解となりますが「現状維持or損が拡大する」と考えています。
もちろんインデックス投資にも投資国やファンドは様々ですから、場合によっては2023年の投資で大きく含み益に転じる可能性もあります。
しかし世界全体で見ると今だにインフレ退治途中ですので、予断は許せない状況と言っていいでしょう。
このインフレ退治に失敗したり大きな犠牲を払いながら退治した場合は、下手をすると向こう数年間は株価は低迷を続けることさえあり得ます。
リセッションという奴やな
2023年の投資はどう行うべきか
景気の動向に精通し、「神の目」を持つ人であれば株価が底入りした時点で投資余力を全力投球すべきでしょう。
いつかは景気が回復し株価は上昇するという前提ならば、一番安い時期に買うと儲かるのは道理です。
また世界最大級の資産運用会社であるバンガード社は「一括投資が最も賢明な方法である」として推奨しています。
もし一括投資かドルコスト平均法で悩むようであれば、基本的に投資余力を逐次投下する一括投資を推奨します。
ちなみに例えば2022年にS&P500のインデックス投資にて一括投資をした場合は、最大で20%程度の資産下落を経験したことになります。
この振れ幅が心情的に耐えられない人には、ドルコスト平均法も優良な投資手法と言えます。
投資はメンタルを健康に維持するのも大事です
現行NISAや新NISAも絡めて考えると
2024年から新NISAが開始するのに伴い、日本における投資というゲームはルールが大幅に変更となります。
インデックス投資の観点で考えるのであれば、新NISAの生涯投資可能枠はなる早で埋めておきたいところです。
神制度に生まれ変わるのでまずはNISAを全埋め推奨や
その際には月10万円というのが一つの目標となりますので、そこまでの投資余力がない人は現行NISAを埋めた残りの現金は、今のうちに溜め込んでおくのも手です。
もし2023年の株価が大きく動かなかったり下落していくなら、2024年の新NISAで全力ブッパした方が圧倒的に有利です。
現行NISAも優良制度ですので、ここだけは継続しましょう
新NISAの詳細を知りたい場合は以下の記事を参考にしてください。
月に10万円以上の投資余力が常にあるリッチマンは、2023年中は現行NISA+α、2024年からは新NISA+αというスタンスで大丈夫です。
なめくじはどうするのか?
なめくじは現行NISA二人分も合わせてすでに月10万円以上をインデックス投資をドルコスト平均法で行なっています。
残りの余力も早く市場に晒したい気持ちもありますが、個人事業主として経営資金を確保しておかなければいけません。
よって向こう2〜3ヶ月(確定申告が終わるまで)は現状維持しつつ、少額を割安個別株に投資する程度に留める予定です。
しばらく見(ケン)って感じですね
一括投資が良いという話に矛盾する行動ですが、これは「なめくじ家のリスク管理の結果そうなる」という程度に受け止めてください。
終わりに
いかがだったでしょうか。
2023年は日経が調子良いしアメリカ経済も耐えていますが、油断はできない状況なのは間違いありません。
特にとりあえず2022年に”やった方が良いらしい”くらいの気持ちでNISAを始めている人は、含み損もあって不安になっていると思います。
しかし本文中にも述べたようにインデックス投資は長期目線で考えることが重要です。
目先の損得で動いて10年後、20年後の未来が悪化しないように、しっかり航路は守っていきましょう。
では次の記事でお会いしましょう!
またな
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