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多くの人がコロナ禍は私たちの生活、とりわけ働き方を大きく変えたことを実感しているではないでしょうか。
ランサーズ株式会社による2021年の調査では、フリーランスとして働く人が1年間で500万人以上増えたことが明らかになりました。
このように今まではほとんど別世界に思えていた起業という選択肢が、実は身近なものになりつつあります。

副業して当たり前の時代が来るかもな
しかしそうは言うものの、起業には「収入が不安定・失敗のリスクが高い」というイメージを持っている人も多いでしょう。
実際その通りで売上次第で収入が変化する不安定さがありますし、融資返済が滞ったり生活費を稼ぎ切れず破産するリスクもあります。
ですので起業は小さく始めたり副業から始めるよう推奨されることが多いのです。

そしてなめくじも全く同感です
本記事では、なぜ起業は小さく始めるべきなのか、そして副業から始めることが推奨される詳しい理由についても解説します。
内容を読めば起業のリスクについて理解し、安全に起業に向けて立ち回れるようになります。
いきなり5千万円の借金を背負って独立起業したなめくじの経験から、皆さんに起業のリアルをお伝えしますのでぜひ最後までお読みください。
結論
- 起業はなるべく小さく、更に言えば副業から始めることがお勧め
- いきなり融資を受けてハイリスク起業をするのは危険
- 副業探しならクラウドソーシングサービスが便利
なぜ起業は小さく始めるべきなのか
最初に、なぜ「起業は小さく始めるべき」と推奨されているか解説します。
まず覚えていただきたいことは、サラリーマンと起業家は実際の税制度だったり背負うリスク、思考法など全く違う別世界の働き方という点です。

サラリーマンというルールの勝者が起業で成功するとは限りません
サラリーマンは例え仕事ができなくても簡単にクビを切られず収入がそれなりに担保される一方、起業して働く場合の収入は全て売上次第です。
1日24時間働いても売上がなければ収入は入ってきませんし、だからといって誰かがその分を補填してくれる訳でもありません。
つまりサラリーマン以上に結果が全てのハイリスク・ハイリターンな世界と言えます。

当たればデカいけどな
リスクを減らしながら起業する
起業経験が無かったり需要の高いスキルを持っていない場合は、このハイリスクをなるべく減らすために”小さく”起業すべきなのです。
なぜなら人生を賭けて起業した挙句失敗したら、破産からの一家離散や資産差し押さえ、また最悪は首をくくるしか無くなるからです。
ちなみにリスクを減らすというのは、例えば収入源を別に持つとかしばらくは売上が無くても貯金で生活できる規模で起業するなどの対策を指します。

一番のお勧めは副業から始めることです
さて多くの人は「起業=銀行からの融資」を想像するかもしれませんが、融資を受けるのはハイリスク・ハイリターンを助長させる行為です。

人から借りた金でギャンブルするみたいな感じですね

まずは自分の賭けられる範囲で勝てるか確認しないとな
次から実際に融資を受けてハイリスクな起業をした、なめくじの肌感覚を簡単に紹介します。
なめくじの起業と事業経過
なめくじは2021年に独立起業して、現在は個人事業主(被雇用者2名)として働いています。
最初にお伝えした通り起業にあたって5千万円の融資を受けており、1年経った今では月25万円のローン返済をしています。

ちなみに来期以降は月々35万円ほどの返済額になる

ローン返済や賃貸料、人件費などの固定費はすでに月100万円以上です
また最近での月間売上は平均して200万円台前半であり、営業利益率は25%程度です。
比較的順調に事業が伸びている(コンサルや税理士の評価)ようには思いますが、それでも最初1年の自分の給料はゼロでした。
個人事業主のリアルな給料を知りたい人は以下の記事もお読みください。
1年かけて余裕のある事業の運転資金が確保できたので、やっと月30万円の実質収入を取り始めたという状況です。
ちなみに給料ゼロの1年間は、妻の正社員としての給料のみで生活していました。
ハイリスク起業をした感想
さてそんなハイリスク起業をしたなめくじですが、起業した感想を一言でいえば「危険」です。
幸い自分は需要の高いスキルを持っているため今のところ事業は継続できていますが、全くもって万人にお勧めはできない起業法と実感しています。

と言うより、大半の人は爆死するであろうやり方です
サラリーマン時代は年間四千万円以上の売上を出し続けていたなめくじですが、1年目では赤字月も多くストレスで酒とタバコが増えた時期もありました。

1ヶ月しっかり働いた上で、給料が無いどころか数十万吹き飛ぶこともある
こうした自身の経験から、融資を受けて起業してもいいかなと思える条件を整理すると以下の通りになります。
- 世間的な需要のあるスキル(特に士業)がある
- サラリーマン時代に継続的かつ社内上位の実績がある
- すでに一定量の顧客や取引先を確保している
- 各種の参入障壁があるブルーオーシャン
- 生活のリスクヘッジをできている
これらを満たせば満たすほど成功率が上がり、少ないほど事業が破綻するリスクが上がるイメージです。
いかがですか?満たせていますか?
副業から始めるメリットデメリット
さて怖がらせるようなお話が続きましたが、融資込みで起業をするリスクがイメージできたでしょうか。
では、気を取り直して今度は副業についても考えていきましょう。
前提条件として、「まず副業から始めてうまくいけば本格的に起業する」という手段があることを覚えておいてください。

副業でうまく行けば事業化するという感じですね

人生のリスクを考えるとこっちのほうがお勧めや
その上で、副業から始めて起業に向かう方法のメリットデメリットを整理しましょう。
副業から始めるメリット
副業から始めて起業に向かうメリットは以下の通りです。
- 起業に必要な人脈を作れる
- 起業に関する知識や経験がノーリスクで得られる
- 本業の収入があるので失敗しても大丈夫
- 融資を受けないので低リスクで始められる
- うまく行けば本業と合わせて収入アップが見込める
これらメリットを大雑把に括ると、①起業の準備に繋がること+②低リスクであることと言えます。
起業失敗の典型例が「準備不足なのにハイリスクを取って失敗」パターンです。

脱サラして退職金と融資資金でいきなり飲食店経営とかですね
それを考えると、副業はまさに起業のデメリットを打ち消す効果があると言えます。
副業から始めるデメリット
副業から始めて起業に向かうデメリットは以下の通りです。
- 本業とは別で、労力と時間を割くのが辛い
- 経費が認められるものが少ない
- 雑所得扱いにされたら税制的に不利
- 年間20万円以上の収入が出た時点で確定申告が必要
- 機材が必要であれば自己資金で揃える必要がある
やはりリスクを取らない分リターンが小さくなることがデメリットの大半を占めます。
特に税法の改正がなされた場合には事業所得として認められるには300万円以上の売上が条件の一つとなりますので、大半の副業は雑所得扱いになるでしょう。
その場合は以前と違い、損益通算による給与所得節税や青色申告による節税が不可能となりますますリターンが縮みます。
またリターンに関するデメリットの他に、意外と苦労するのが副業にかかる労力と時間の捻出です。
本業を終わらせた後や通勤や休憩などの隙間時間で仕事をしますので、副業による体力や気力の消耗は侮れません。

毎日2〜3時間の残業が発生するイメージやな
副業から始める方が安全
自分の経験から考えると、副業から始めたほうが間違いなく安全です。
もし起業を成功させる大きな自信や強い根拠があるのであれば、いきなり起業するのもいいでしょう。
しかし副業のデメリットでは絶対に人生が破綻しない点を考えると、大半の人に対しては副業から始めて成功体験を積むことを強くお勧めします。

起業しているからこそ、起業で後悔する人が生まれて欲しくないのです
副業を始めるには
では実際に副業を始めるにはどうしたらいいでしょうか?
もし換金性が高いスキルを持っている人であれば、クラウドソーシングサービスを利用するのが副業を始めやすくてお勧めです。
なぜなら、サービスを利用すれば自分で案件探しで営業をかける必要がないからです。

副業用のSNSアカウントを育てたりする必要もありません
以下に換金性が高いスキルの一例をまとめておきます。
- Webライティングができる
- 動画編集ができる
- SNS用画像やロゴなどのデザインができる
- 社労士・税理士などの国家資格持ち
「自分のスキルや希望の働き方に応じた案件を検索して申し込みをするだけ」というのは、副業の一番辛い部分をスキップできるのでとても便利です。

一方「自分に合う副業が何かが分からない・何の副業から始めたらいいか分からない」という人は、案件を探す前にまずキャリア相談をみるといいでしょう。

戦いに勝つにはまず自分を知ることからや
自分が持つ”強み”を見つけ出し適切な市場を選ぶことができれば、高額な副業収入に繋がったり本格的な起業へ向かう近道となったりします。

最後に
いかがだったでしょうか。
本記事では「なぜ起業は小さく始めるべきなのか、そして副業から始めることが推奨される詳しい理由」について解説しました。
なめくじはハイリスク起業を経験したからこそ、これが万人に通用する方法ではないことが分かりました。
ですので失敗しない起業をしたいのであれば、まずは小さく副業から始めて成功体験を積みましょう。
それに、もし副業内容と目指す起業の方向が結果的に違ったとしても、その副業経験は無駄にはなりません。
いきなり起業を目指す人よりも、副業を経験したほうが圧倒的に有利に立ち回れるようになりますよ。
起業を考えている人はぜひ副業から始めてみましょう!

では次の記事でお会いしましょう!

またな
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