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初代ミライースの購入を検討している皆さん、こんにちは。
なめくじは仕事の都合で車が必要になり、1年半前に”初代”ミライースを購入しました。
選んだ理由は「トータルコストが安いから」です。
本記事ではこの初代ミライースを買うべき理由と、実際に1年半運転してきての感想をコスト面や性能含めて紹介します。
もちろん時代が進むにつれて、もっと良い選択肢が出てくる可能性はあります。
しかし2023年時点ではまだ有用な選択肢の一つと思っています。
だって安いですし
初代ミライースを購入するか悩んでいる人の参考になれたら嬉しく思います。
では行ってみましょう!
結論
- 初代ミライースは2017年に販売終了したダイハツの軽自動車
- 街乗りでの燃費は15~18km/L
- コスパ全振りの潔い車
初代ミライースとは
初代ミライースとは、ダイハツ工業が製造販売する軽自動車です。
2011年に発売が開始され、度重なるマイナーチェンジや限定モデル販売を経て5年8ヶ月後である2017年に販売が終了しました。
現在はダイハツで製造販売されているのは”2代目”ミライースであり、初代は中古車市場でしか購入できないことに注意してください。
今「ミライース」で検索すると出る記事は大体2代目の話や
初代ミライースの利点
ミライースはコンセプトが非常にはっきりしている車です。
そのコンセプトとはハイブリッド車やEVに続く「第3のエコカー」であり、「低燃費(=燃費が良い)」かつ「優れた経済性」を特長とします。
ですので「環境に優しい車に乗りたい」、「コスト安で車を購入/維持したい」人が初代ミライースに向いています。
なお発売開始からすでに10年以上たっていますので、前者だけの理由であればもっと良い車が出ています。
環境負荷の軽さだけが購入理由なら”2代目”の方がお勧めです
初代ミライースはどんな人に向いている?
初代ミライースをお勧めしたい人の特徴をざっくりと紹介します。
コスパ最優先の人
コスパ最優先の人にとっては非常に良い車です。
初期コストからランニングコストにいたるまで十分愛せる車種だと感じます。
車へのこだわり・求める機能が少ない人
初代ミライースは燃費以外の走行性能や室内装備が貧弱です。
車に移動手段以上の価値を求めている人には少し物足りないかもしれません。
都心部利用の人
小回りの良さやサイズのコンパクトさから、なにかと狭い街中を走る都心部にお住まいの方にお勧めです。
後部座席を倒せばそれなりの荷物スペースもできますので多少大きめの買い物も可能です。
高級住宅地で乗り回すにはちょっと勇気がいるかも知れません。
車に求めるものランキングでは
車に求める性能や価値って人によって違いますよね。
本体価格・燃費・速さ・乗車人数・ブランド・居心地の良さ…様々だと思います。
さてPR TIMES様によると、ドライバーが車を選ぶ際に重視する基準トップ3は以下の通りのようです。
- 価格(88.5%)
- 燃費(74.5%)
- ボディタイプ/サイズ(53.3%)
1位に価格、2位に燃費がランクインしていますが、これはどちらも車の経済性に関係する基準です。
つまり多くの人が車を選ぶ際にはコスト面を最も重視しているのが分かります。
その点、初代ミライースのコストの安さは多くの人にとって魅力的に映ると思います。
次項からリアルな数字を交えて紹介します
実際に購入した初代ミライース
なめくじが購入した初代ミライースの詳細は以下の通りです。
- ダイハツ ミライース(Mira e:S)LA300S(初代)
- グレードG(やや高めのグレード)
- 9年落ち 走行距離67,500km
- 1オーナー
- シルバー、1ヶ所に擦り傷あり
- ナビとETC車載器搭載済み
- 車両状態の鑑定書あり
- 2年保証付き
- 乗り出し価格35万円
- 追加5万円で前後のドラレコ2ヶ所装備(配線工賃含む)
- 購入直前に車検実施済み
なんでこんなに安いの??
車両は2011年製のものであり、購入当時ですでに9年落ちとなっていました。
中古車は10万kmか7年落ち以上で市場価値が一気に下がるぞ
またすでに新型が販売開始されており、市場に中古車が大量に出回っていることも価格の安さに拍車をかけています。
新型への乗り換えが起きると、中古市場には一気に車が流れてきます
1オーナーではあるものの、塗装を複数層貫通している明らかな擦り傷があることがマイナス査定となって相殺されています。
ちなみに事故車ではありません。
これ以上は値段を下げようが無いの?
もちろん下げようと思ったらもっと本体価格は下げられます。
中古車販売サイトで調べてもらえば分かりますが、もっと安い値段の車はゴロゴロしています。
しかしこれ以上下げようとした場合は、事故車だったり鑑定書や保証が無かったりと一気に故障トラブルのリスクが上がる可能性が高いです。
ちなみに20万円で販売されているミライースを見に行って、中古車屋の親父さんに「鑑定書や保証ってあるんですか?」と聞いたことがあります。
その答えは「兄ちゃん、この値段でそれは無茶やで笑」でした。
安ければ安くする分、犠牲にするものがあるってことです
格安車を購入してすぐ故障したら「運が悪かったね」で廃棄終了、という認識がいいでしょう。
初代ミライースを1年半乗ったリアルな感想
さて、ここで初代ミライースに1年半乗った感想を共有していきます。
燃費について
皆さんが一番気になるであろう燃費をまずご紹介しましょう。
平均燃費はズバリ「15〜18km/L」です。
良いかどうか直感で分からんな…
燃費はご存じの通り、色々な条件で変動します。
車にとって一番厳しい条件である「冬でスタッドレスを履いてチョイ乗り」で15km/Lでした。
バッテリーがイカレるのが嫌なので常時アイドリングストップ無しです
逆に毎日15kmの通勤以外にも、中距離の遠出を月に数回+ノーマルタイヤの条件にすると18km/L程度まで燃費が向上します。
もし毎日30km以上の走行距離や高速道路での走行を稼げるようならば、燃費20km/Lを出せるとは思います。
ランニングコストについて
本体価格と燃費以外にも、車には必要な経費が存在します。
お店や地域などによって多少の変動がありますので目安程度に読んでください。
車検や法定点検
まだ受けていないので分かりませんが、概算で以下の通りです。
- 車検:2年に1回、3万円以上
- 法定点検:12ヶ月点検…1万円程度、24ヶ月点検…2〜5万円程度
駐車場代
地域差がかなり大きいのと、自宅に駐車スペースを確保しているかどうかでも変わります。
例えばなめくじは大阪の賃貸ですので、¥11,000/月ほど駐車場代がかかっています。
タイヤ代
必要な場合には、スタッドレスタイヤの購入費用も計算しなければいけません。
選ぶグレードによって様々ですが、なめくじは2年落ちの中古タイヤを1式¥12,000程度で購入しています。
中古タイヤはちゃんと理解して選ばないと事故リスクが上がるので注意です
新品購入の場合は¥15,000〜30,000+工賃¥10,000程度を見込む必要があります。
またタイヤ交換をプロにお願いすると、その分毎年2回上記工賃がかかってきます。
部品交換代
我々素人的に気にするべきは、基本はワイパーゴムや6ヶ月ごとのエンジンオイル交換です。
前者は¥1,500程度、後者は¥3,000〜4,000程度です。
なめくじは初回のオイル交換の際に、ミッションオイルやブレーキフルードが全く交換されていないことを指摘されたのでついでに交換しました。
その時の費用は総額だいだい¥15,000程度でした。
前オーナーの管理の仕方は運頼みやな
洗車代
しっかりと外観をメンテナンスしたい方は、月に1〜2回の洗車代を考慮しましょう。
自宅でやればほぼ費用無しですが、洗車場を利用すると1回につき¥1,000〜3,000程度がかかります。
大雨が俺の洗車方法という人もタダ
性能について
さて、経済性以外の性能について評価していきましょう。
外観
特筆すべきものはありません。
軽自動車以上でも軽自動車以下でもありません。
ただ2代目を含めて街中で大量に見かけますので、外出時に駐車した時は自分の車がどれか分からなくなったりします。
風景に溶け込むステルス性能が高い
乗り心地
そんなに良くはありませんが、適度にサスも効いており長距離運転じゃなければ気になりません。
それに外観に反して室内の空間は広めに取られていて、身長180cmを超えなければ運転して窮屈という感覚は無いと思います。
購入前に利用していたカーシェアのハリアーとはさすがに雲泥の差でしたが
静粛性
ロードノイズはひどいです。
高速道路を走行している時はかけているBGMを爆音にしています。
鉄板薄いからしょうがない
ロードノイズはロードノイズ低減マットや100均アイテムなどで、振動を減らしたり気密性を上げるDIYをすると改善する場合があります。
高速での走行性能
車体が軽いのでどうしても風に煽られる感覚は拭えません。
現在人気のハイトワゴンより全然マシでしょうけどね
ですので100km/hを最大として穏やかに走行することを心がけています。
また軽自動車あるあるですがトルクが弱いので、エアコン使用時・2人乗車の上り坂などではベタ踏みでやっと速度維持〜じわじわ上がるくらいです。
軽自動車ということもあり、基本的に高速走行をメインに使う車ではありません。
小回りや操作性
車幅感覚が比較的掴みやすく、またかなり小回りが効くため都心部で活躍します。
運転が苦手ならお勧めの車や
もちろん日本全国どこでも、その操作感の楽さは感じられると思います。
車内装備
貧弱です。
グレードによってはキーレス装備もありませんし、ドアミラーも手動になります。
ウチのもリアワイパー無いしな
オーディオ品質やコンソールのシンプルさなど本当にコスパ全振りといった様相です。
車内を特別なこだわりある空間に育てたい方には全く向いていません。
まさに営業車といった感じです
荷室(ラゲッジスペース)の広さ
通常時はお前はポルシェかってくらいしか積載できません。
しかし後部座席を前に倒せばセミフラットの広い荷室が完成します。
この広さであれば1〜2週間の買い溜めでも問題ありませんし、荷物を多めに乗せて1泊2日のキャンプとかも問題なく可能です。
車中泊もできなくは無いだろうが、やる車ではない
また長い荷物も助手席込みならある程度はなんとか積載できます。
安全性能
専門家ではありませんのでコメントは控えます。
なめくじはなぜ初代ミライースを選んだのか?
なめくじはとにかくコスト安/経済性を重要視しています。
ですので「手間とお金かからない」という点を念頭に置いて選んでいます。
問題無く乗れて移動できればOKです
普通自動車 or 軽自動車
税制面を考慮すると軽自動車一択になります。
ご存知の通り、自動車税は軽自動車と普通車では¥14,200/年以上変わります。
また2年ごとにかかる重量税も一般的なコンパクトカーとでは¥5,000/2年(エコカーでなければ¥9,800/2年)以上違います。
車重が軽ければ燃費も向上しますので、コスト面では軽自動車以外を選ぶ理由がありません。
ついでに言うと軽自動車用の駐車場が借りられたら駐車場代も割安になりますしね。
タイヤも軽自動車のほうが1セット¥5,000〜20,000ほど安く購入できるのも大きなポイントです。
車種
ほぼミライースで決め打ちして探しました。
他の車種で掘り出し物があれば全然構わなかったですけどね
なぜなら「コスパ重視で開発された車」かつ「生産台数が多い」という条件を考えると、かなり車種が絞られるからです。
ちなみに生産台数が多ければ同じように中古車の弾数が多くなります。
中古車が多く出回るほど市場のバリエーション豊かで、自分に合う車が探しやすくなったり競争原理で価格が抑えられます。
逆に不人気車種や限定グレードなどを探すと割高になる傾向があります。
車種を考える際は、営業車用に開発されてそうなものを探すのがお勧めです。
ちなみにミライースの最安グレードの装備を見ると、いかにも営業車の大量受注を狙っているのが感じられると思います
そういったメーカーの製造/販売意図を想像しながら探すのも面白いと思います!
新車か中古車か
これも選択の余地はありません。中古車一択です。
初代ミライースはもう新車で買えませんが、できたとしても下手したら3-4倍は車両価格が上がりますので選びません。
ただし、中古車は新車と違って当たり外れがありますので最低限の知識武装は必須になります。
命を預ける乗り物ですので、車の(特に整備系の)知識無しで安いものをひたすら求めるのは避けるべきでしょう。
知識武装ができない人は中古車は諦めて新車を購入するか、信頼できる人に全てを委ねて決めてもらいましょう。
なめくじは購入前に整備屋系Youtuberの車整備動画を見まくりました
【5万円でミライースを買ってみた】エンジンルームと足回りの不具合チェック【納車】
型式(かたしき)
一番の狙い目は、新型が発売されて1年程度経った車です。
なぜなら昔からのユーザーが乗り換えて旧型が安くなる可能性が高いからです。
そういう点ではミライースは当時で3年前に新型が発売されたタイミングでしたので、中々の好条件でした。
世間の動きと逆張りしていけ
車体の色
色は不人気色だと安くなるのでパステル系かシルバーで探しました。
シルバーであれば手入れが少なくても汚れが目立ちにくいので、めんどくさがりのなめくじにはぴったりです。
シルバーって一番ありそうなのに不人気色って意外ですよね
まあパステル系でも出先の駐車場で見つけやすいから気にしませんけどね。
物は考えようです。
ちなみにコストを考えるなら白・黒は絶対避けるべきです。
なぜなら下手すると車両価格が1~2割は変わるからです。
白や黒は汚れが目立つから洗車の手間もかかるぞ
走行距離、年数
10万kmを超えてようが、良さそうな個体であれば気にしません。
しっかりと整備してる記録が残っていたら内部機関の損耗は最小限と判断できます。
そういう意味では、「丁寧に乗ってそうな1オーナー車」は当たり個体の可能性が上がります。
なぜならそういう前オーナーはエンジンオイルを始め、まめにメンテナンスしているからです。
ただし部品の経年劣化はどう乗ろうが避けられません。
特に至る所で使用されているゴム部品はどう乗ろうが4、5年で劣化します。
もし前オーナーが部品交換をサボっていた場合は、購入した途端に色々交換が必要というリスクもあります。
ここはもう最終的には運です
ミライースに1年間乗り続けた感想
プラス評価
トータルコストやメンテナンスの手間の少なさには、概ね問題ありません。
この車を選んだ過去の自分を褒めてあげたいですね
想定していた街乗りはもとより、時々の中距離〜長距離走行も荒い運転をしなければ問題なくこなせました。
コスト面以外では車に多くを求めないなめくじにとって、予想以上に満足のいく車です。
マイナス評価
もちろんプラスだけではなく、マイナス評価もあります。
細かな点ですので人によって印象は様々でしょう。
- リアにデフォッガーがないので、後方の視界が不良になりやすい
- 運転席のパワーウィンドウが微調整しにくくて地味にストレス
- 付属の古いカーナビが役立たず
- 荷室がフルフラットにならない
- CVTなのになぜか少し変速ショックが感じられる
- 充電制御で過剰にブレーキがかかって気持ち悪い
ほんと細けー男だわ…
リアルな感想がテーマなんだからしょうがないでしょ!
まとめ
いかがだったでしょうか。
初代ミライースの特長や実際の感想が伝わったかと思います。
なめくじは中古の初代ミライースを買って1年半乗り続けていますが、概ね満足しています。
本記事の内容が買う際の参考になれば幸いです。
忖度一切なしなのは約束する
長所短所を理解した上で購入すれば非常に良いコストパフォーマンスを見せてくれる車ですので、節約しながら車を購入したい人はぜひ検討してみてください!
ちなみに投資家でもあるなめくじがお金にこだわった車の選び方も紹介していますので、興味のある方はぜひお読みください。
では次の記事でお会いしましょう!
またな
- 初代ミライースは2017年に販売終了したダイハツの軽自動車
- 街乗りでの燃費は15~18km/L
- コスパ全振りの潔い車
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