- iDeCoに加入するかどうか悩んでいる
- 他の人がどうしているか知りたい
iDeCoに加入するかどうか悩んでいませんか?
色々悩んだ結果、だいたいは決まっていても最後の一押しとして他の人がどうしているかも気になると思います。
そんな人のために、1つの事例としてなめくじ夫婦がiDeCoの加入を見送っている理由やその背景について紹介します。
あくまで自分たちの経済事情に則って判断したことですから、万人に通用する考え方という訳ではありません。
その点理解いただいた上でどうぞ参考にしてみてください。
「まだ全然、どうやって考えたらいいかも分かんないよ」って人は、どうぞ下の記事も読んでみてくださいね。

ただし濃厚な記事だから、頭の体力が残っている時間に読んでくれ
ではなめくじ夫婦の実情を紹介していきましょう。
iDeCoとは
まずは簡単にiDeCoについてのおさらいです。
iDeCoとは「個人型確定拠出年金」のことです。
月々の掛金を支払い自分が運用することで、掛金+運用益を60歳以降に年金代わりや退職金的に受け取ることができる制度です。
ここ3年(2019〜2022年)で総加入者は117万人増加しており、徐々に社会に認知・活用されつつあります。
iDeCoの最大のメリットは節税であり、最大のデメリットは長期間にわたる資金拘束です。

このデメリットがNISAと違って賛否が分かれるポイントです
なめくじ夫婦のiDeCoの実情
まず結論から言うと、われわれなめくじ夫婦は2人ともiDeCoには加入していません。
現時点で加入を見送っているその理由と背景について順に説明します。
夫婦の背景
なめくじ夫婦は現在共働きであり、なめくじが個人事業主で妻が会社員です。
いわゆるDINKSであり、これからの人生における大きな出費予定は家くらいです。

本決まりでもないし、少なくとも新築では買わない

今は家賃10万円/月の賃貸に住んでいます
結婚したのは4年前ですので、すでに4年は加入しないという選択をし続けていることになります。
私たちは人生の1つの目標としてFIREを掲げており、50歳(あと15年)を目処に2人とも労働から解放される予定です。

FIREは経済的自立を伴った早期リタイアのことです
本筋からは逸れますが、FIREについて知りたい人は以下の記事をお読みください。
なぜiDeCoに加入しないのか:なめくじの事情
なめくじは先の通りに個人事業主をしています(現在2年目)。
事業への初期投資も相まって、ここ2年の課税所得は0円になっています。
また顧問税理士と相談しながら法人成りの時期も伺っており、もし実現すると私個人の課税所得は向こう数年低いままとなります。

さすがに年収換算で3〜500万円前後は出すつもりだがな
こうなるとしばらくはiDeCoの節税メリットである入り口部分の旨味が頂けません。
ですので急いでiDeCoに加入する意味が無いというのが実情です。
また個人事業主はiDeCoの他に、小規模企業共済や国民年金基金への加入も選択肢にあります。
このように会社員と比べて節税方法がかなり入り組んでおり、状況に応じて効果的な選択が変わるので「現時点では」加入しないとしています。
今後iDeCoに加入するかどうかや、加入するならその時期については顧問税理士と相談しつつ判断することになります。

いきなり参考にならなくて草

これは…すみません…言い訳無しです
なぜiDeCoに加入しないのか:妻の事情
妻は楽天家のなめくじと違って、基本的には心配性であり備えをしておきたい人間です。
ですのでiDeCoに拠出した結果、今の生活費余力が無くなるのは避けたい性格です。

FIRE前提でライフプランを組んでるから老後の心配は無視や
またすでに2人ともつみたてNISAや他の投資を開始しており、更にiDeCoに資金を回したら(色んな意味での)遊び部分が無くなってしまいます。
妻は経験(自己投資、旅行、エンタメ)というものにはお金を使っていきたいし、そうでないと働き続けるモチベーションが保てないようです。
要は「老後のためだけに今せっせと働くのが性に合わない」と言えます。

キリギリスタイプやな

心配性って意味では本来アリタイプになるはずなのに不思議ですよね
もしかしたら今後の家計余力の増え方次第では、多少iDeCoに回すことはあるかもしれません。
しかし現時点では加入するデメリットの方が大きいと判断しています。
なぜiDeCoに加入しないのか:共通の事情①
なめくじ夫婦は、なめくじが将来的に起業をする前提で結婚しています。
ですので共働きと言えど、なめくじの事業が低迷した場合は事実上妻の1馬力で家計を支えることになります。

最悪のシナリオも織り込んで話をしています
妻の勤務先は、事業や営業利益は非常に好調に推移しているもののまだ歴史の浅い企業です。
成熟企業での勤務ではない以上、リスクヘッジとして家計にある程度の余力を残しておきたいと考えました。
そうなると問題になるのがiDeCoの資金拘束デメリットです。
現金は元より、株式投資でも売ればすぐに現金化できるため、ある程度の資金流動性が確保できます。
一方iDeCoは「今現金が必要だから」と言って、それまでの掛金を返してもらえる訳ではありません。
妻の会社は退職金予定も無いため、iDeCoの節税メリットは入り口出口ともに魅力的ではあります。
しかしなめくじ夫婦が取れるリスクからはややはみ出しているため、iDeCoへの投資は見送っているのが現状です。

未来は分からんけどな

今後の展開次第では加入も十分あり得ます
なぜiDeCoに加入しないのか:共通の事情②
iDeCo加入を見送っているもう1点の理由がFIRE予定ということです。
50歳でのFIREを目標にライフプランを設計していますが、いざFIREしても手元に資金の余裕が無ければ面白みに欠けます。
特に50〜60歳は体もある程度元気(の予定)で色々なことを楽しむ体力がある時期と考えています。
それを考えると60歳から受け取り開始となるiDeCoと我々のライフプランは、相性が悪いと言わざるを得ません。
節税メリットは理解できるものの優先順位は低いよね。
2人ともこういった感覚でiDeCoを捉えています。

iDeCoそのものが悪いわけではなく、むしろ優れた制度と思っていますよ
今後の展開予測
なめくじの事業が順調に行き、所得が家計に還元されていくようになれば家計に余裕が生まれます。
その時に2人が何をしたいかにもよりますが、強いお金の使い道が無ければ妻のiDeCoを開始するかもしれません。

中古マンションをリノベする夢もあるので、そっちいくなら無理ですね

老後の家をどうするか問題はまだ解決してないからな…
最後に
いかがだったでしょうか。
正直言うと、なめくじが個人事業主をしている影響でiDeCoの捉え方があまり一般的では無いかもしれません。
繰り返しになりますが、本記事ではあくまでわれわれ夫婦の経済事情を踏まえた判断でありiDeCoへの加入自体を否定するつもりはありません。

定年まで勤め上げるサラリーマンなら早期加入のメリット大です
「こういう理由で考えているんだ」とか「この程度までライフプランを練った上で判断してるんだね」といった風に捉えていただければ幸いです。
それに夫婦の経済事情の風向きが変わるようであれば、いきなり加入しだすこともあり得ます。
iDeCoの掛金は拘束されますが、拠出を一時停止することも可能ですので臨機応変に対応を考えていただければと思います。
以上、記事内容が参考になれば嬉しく思います。

では次の記事でお会いしましょう!

またな
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