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前回の記事では、2人キャンプに初挑戦するために必要な10項目を解説しました。
本記事では、もう一歩踏み込んで「あればキャンプの幅が広がるキャンプギア」を取り上げます。
よりキャンプを楽しむために、必須ではないキャンプギアも準備してみると良いでしょう。
必須ギア10項目のおさらい
まずは前記事で取り上げた必須ギア10項目について改めて紹介しておきます。
これらに関しての詳細を知りたい場合は、前回記事をお読みください。
- テント(2人以上用)
- ペグ関係(必要数のペグ、ペグハンマー、収納バッグ)
- 椅子(人数分)
- フォームマット
- 焚き火関係(台、シート、ナイフ、炭袋、トング、耐熱グローブ、着火剤、薪)
- ツールボックス(細々としたギアを入れるもの)
- クッカー(調理器具類:メスティン、シェラカップなど)
- クーラーボックス(保冷剤含む)
- ライト(室内・移動用)
- シュラフ
あると便利なキャンプギア
さて本題の必須ではないけれど、あると便利だったりキャンプの幅が広がるギアについても紹介します。
- タープ(ポールやガイロープ、カラビナ含む)
- 手斧(アックス)
- コット・マット・枕
- ランタン(オイル・ポール含む)
- テーブル
- ガスストーブ・ガスバーナー・カセットコンロ
- 水筒
- 虫除けグッズ
- コーヒーミル
- 着火剤
また10個あるやん…
キリいいかなって思ってつい…
①タープ(ポールやガイロープ、カラビナ含む)
まずは個人的にほぼ必須と思っているタープの紹介です。
タープはテントと違って、言ってしまえば単なる平面の布です。
しかし形が固定化されていないからこそ、テントと違って自由自在に使うことができます。
テント無しでタープ泊ってのもできるぞ
2人キャンプでの一般的なタープの使用法は、テント前室部分の屋根作りです。
前室が付いているテントも数多くありますが、小さめなものや安価なものに前室はほとんどありません。
テントから出たら日差しや雨風が人や荷物を直撃します
かと言ってせっかく自然を楽しみにキャンプに来ているのにテントに引きこもるのは味気ないもの。
そんな時に、タープを使って屋根を作り前室部分を設営します。
ちなみにお勧めのFIELDOORワンポールテントにはタープを接続できます
そしてタープのお勧めはコスパブランドSoomloomのヘキサタープです。
なめくじはコストコの激安タープを衝動買いしたので紹介できません
コスパ考えるとやっぱSoomloomやな
もしタープを使う場合は、タープ自身を立体的に維持するためにポールが必要となります。
具体的には骨組みとなるメインポール2本に、バリエーションを増やすサブポール2〜4本です。
なめくじお勧めはFIELDOORのアルミテントポールです。
最大230cmの高さまで調節することが可能で、軽さ・丈夫さ・安さ・汚れにくさ・扱いやすさなどでケチをつける点がありません。
サブポール用にSoomloomのものも買いましたがそちらは使いづらいです
分割式ポールもかなり細かな高さ調節ができますが、cm単位の調節をしたい人には兄弟商品の伸縮式ポールもお勧めです。
タープやポールを地面に固定するガイロープはそれなりの数が要りますので、使いやすい長さのものを最低8本は用意したいところです。
タープとガイロープは手結びで接続する必要がありますが、設営のたびに結ぶのがわずらわしい人にはカラビナの購入もお勧めです。
強度の記載はありませんが、使っても特に問題ないレベルでした
強度が高いガチカラビナはめっちゃ高いからな…安易に買えん
②手斧(アックス)
前記事では薪割り用のナイフを紹介しましたが、更に薪割りを簡単にするためには手斧(アックスやアッキスなどで表記される)も有用です。
ただしナイフでのバトニングと違い、硬い地面(切り株や平らな石、コンクリなど)が無いとまともに割れませんので注意してください。
太い薪割りは絶対に手斧の方が楽です
少し高めの価格帯ではありますが、お勧め手斧はユニフレームの燕三条乃斧です。
大ぶり過ぎず小ぶり過ぎず、ちょうどいいサイズ感が唯一無二の商品です。
また刃の逆側の隙間を使って、細割りの薪を折ることも可能です。
小さい焚き火台を使ってると割らないとはみ出したりするからな
またそれなりの切れ味もありますので、(やろうと思えば)フェザースティックを作ることも可能です。
また、おしゃれ感は薄れますが日本伝統のナタ(特に石付き)も刃渡りが広く扱いやすので有用です。
先端の石は薪割り時に地面に刃がぶつかって欠けることを防いでくれます
切り株がありゃ歯は欠けないが、オートキャンプ場にはまず無いからな
③コット・マット・枕
フォームマットとシュラフが寝床の基本系ですが、更にアイテムを追加するとグッと睡眠の質が上がります。
ベッドに相当するキャンプギアがコットですが、これがまた非常に各メーカーで千差万別です。
お勧めはもうお馴染みになってきましたコスパブランドSoomloomのコットです。
SoomloomとFIELDOORでなんとかなる説ある
こちらは高さを2wayで調節できますので、地面からの熱や冷気を防ぎたい場合は”ハイ”、テント内空間を広く使いたい場合は”ロー”などと使い分けられます。
また、コットではなくエアマットやインフレータブルマットを併用するの一つです。
前者は完全に空気のみ、後者は空気+他素材(内蔵コイルやウレタン)によって快適な寝心地をサポートするギアです。
なめくじは使用経験が無いので、有名な廉価ブランド品を紹介します
山善はコスパ家電で有名だがキャンプ用品は未知数
マット同様に枕もエアピローやインフレータブルピローを使うと快適になるでしょう。
なめくじ夫婦は一泊だからと割り切って100均枕を使っています
快適さは、そら100円分よ…
④ランタン(オイル・ポール含む)
ランタンは必須では無いですが、100人中100人が「キャンプっぽくなった」と感じるほどの違いをもたらしてくれます。
どうせ雰囲気アイテムなので振り切ってオイルランタンがお勧めです
LEDランタンはどうしても人工感がな…
一番ランタンっぽい形をしているのはハリケーンランタンと呼ばれるタイプで、DIETZとFeuerhandが老舗メーカーです。
機能性を求めるギアではありませんので、見た目や色の好みで決めましょう。
シックな黒金で決めるも良し、クラシカルな真鍮色を選ぶも良しです
そしてオイルランタンを使う際は、忘れずにオイルも準備しておきましょう。
使い方にもよりますが、一晩で50〜100ccほどが消費量の目安です。
またランタンは高いところに吊るした方がカッコいいので、ランタンポールの購入も強くお勧めします。
ロースタイルのキャンパーは机に置いたりもする
⑤テーブル
テーブルも有ると無いではキャンプスタイルに大きな違いが現れるギアの一つです。
前記事の通りにツールボックスやクーラーボックスの天板で代用しても最初は構いません。
しかし大人数だったりギアが増えてきたり、おしゃれさを出したいといったところでやはりテーブルが必ず欲しくなります。
しかしテーブルはキャンプスタイルや好み、椅子との相性などによって選び方が千差万別です。
なめくじ夫婦は、まだピタッとはまるテーブルに出会っていません
また近年キャンプ用品に力を入れているワークマンのテーブルも評判が良いので、検討の余地ありです(紹介記事)。
なめくじはお試しで耐熱フィールドテーブルを購入しましたが、2人キャンプだとやや天板が手狭なので”ワイド”をお勧めします。
ただし高さも上がるのでロータイプの椅子だと苦しいかもしれん
⑥ガスバーナー・カセットコンロ・アルコールポケットストーブ
焚き火台があれば調理や湯沸かしなどの熱源を確保できますが、サブの安定した熱源を用意すれば更にキャンプの質が上がります。
キャンプ翌朝にまた焚き火を用意すんのもしんどいしな
サブ熱源としての候補はガスバーナーやアルコールストーブ、カセットコンロなどがあります。
特にガス系の熱源を使う場合は、安全面のために間違いのないブランド・定番商品をチョイスしましょう。
個人的には普通のカセットコンロから試しても良いと思います
それが物足りなかったり不便なら購入を検討すべし
まずはシングルバーナーですが、コールマンのシングルバーナーがド定番です。
コールマンに限りませんが、ガス缶(OD:OutDoor缶)は必ず純正のものを使いましょう。
鍋の中心しか熱くならないからガッツリ調理は苦しい。あくまでサブ用や
鍋やフライパンを乗せると不安定になりがちなシングルガスバーナーはスタビライザーを底に付けると安定感が増します。
カセットコンロ選びはイワタニ一強です。
当然ガス缶もイワタニのものを使ってください
通常の家庭用コンロでも構いませんが、イワタニは風で火が消えにくいアウトドア用コンロも製造しています。
少し値段は上がりますが、風まる2より更に火が消えにくいタフまるも人気商品です。
もうちょっと小規模な熱源を求めるなら小型で携帯しやすいアルコールストーブ(通称アルスト)が便利です。
また同様に小型熱源であるポケットストーブも目的によっては便利です。
こちらはどこにでも手に入る固形燃料を使えます。
旅館の夕食に出てくる鍋用の青いアレです
esbitが有名メーカーですが、パチモンが100均で手に入るのでそちらから試すのもありでしょう。
⑦水筒
水筒はあると意外と便利に使えます。
例えば夏場は氷を入れれば携帯用アイスペールになります。
ハイボール作りが捗る
また冬では暖かい飲み物を入れておけば、すぐに飲むことができます。
家で作ったスープ類を入れて持っていけば、即座にキャンプ飯に高品質な一品が追加できます。
水筒は歴史・性能ともにトップブランドStanleyの水筒をお勧めします。
Stanleyの水筒には性能順に「クラシック」、「レガシー」、「マスター」がありますが、コスパを求めるならクラシック一択です。
クラシックには1.9L、1L、0.75L、0.47Lのサイズがありますが、2人一泊キャンプなら1.9Lか1Lがいいでしょう。
なめくじ的には1.2〜1.4Lくらいがベストですけどね
無いものはしゃーない
ちなみに最強性能のマスターシリーズには1.3Lの商品がありますので、値段を気にしない人はこちらを検討してください。
なめくじは水筒に¥14,300を出す勇気が出ませんでした
⑧虫除けグッズ
自然の中でキャンプする時に心配なのが虫問題。
特に夏は蚊がぶんぶん周りを飛び回ってしまっては楽しいキャンプが台無しですよね。
そこで持っていきたいのが虫除けグッズです。
虫除けグッズは蚊取り線香・虫除けスプレー・蚊帳などが選択肢に上がります。
蚊取り線香は敢えて紹介するほどでもないですが、KINCHO・アース製薬などが有名ですね。
「蚊取り線香がガッツリ見えてしまうと、ちょっと…」という人は、おしゃれな蚊取り線香入れ(ホルダー)を入手しましょう。
雑に行くならアルミ缶のプルタブに引っ掛けて置いておくのもありや
肌にかける虫除けスプレーも準備しておきたいところです。
キャンプ場周辺で散策するのであれば、直接肌にかけるタイプを選択しましょう。
皮膚に使うものなので、大手メーカー製品を推奨します
テントの種類によってはインナーメッシュが不十分な場合もありますので、蚊帳の使用を検討してもいいかもしれません。
またタープ泊ではばんばん虫が飛んでくるので、将来タープ泊を考えている場合は下のようなインナーテントが必要です。
お勧めしているワンポールテントには必要ありません
⑨コーヒーミル
キャンプの夜や翌朝にはコーヒーが欲しくなる人も多いのではないでしょうか。
ちなみになめくじは特に要らない人です
その情報言う必要あった??
挽きたてコーヒーを楽しみたい人はコーヒーミルとマキネッタがあると、より気分が良いキャンプを過ごせるでしょう。
⑩着火剤
キャンプに欠かせない焚き火は、意外と着火が難しいものです。
サッとつけて焚き火そのものをすぐ楽しみたい人もいれば、火をつける作業そのものから楽しみたい人もいるでしょう。
まず前者のサッと着火したい場合用は以下のマッチ+着火剤一体型の商品がお勧めです。
擦って火をつけてポイッと投げ込み、後は細い順に薪を積んでいくだけです
後者の着火そのものから自分で楽しみたい人は、メタルマッチの火花で着火するとよりキャンプ感を演出できます。
っぱキャンプといったらコレよ
そして意外と忘れてはならないのが火吹き棒です。
着火や火力調節に実はかなり役立ちますので、焚き火をする際はぜひ準備しましょう。
また調理用に安定した火力の炭を使いたい場合は、ガスバーナーがあると便利です。
繰り返しになりますが、ガス製品は安心ブランドを選びましょう
SOTOも有名なブランドや
最後に
お疲れ様でした。
紹介したいギアが多かったので長文記事になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
本記事で紹介したギアは、キャンプデビューという意味では必須ではないものです。
タープだけ必須レベルに近いですけどね
いきなり全てではなく、まずはキャンプに行って必要だと思ったものから揃えていきましょう。
車の最大積載量にも注意や!
紹介したどのギアも、キャンプのクオリティを上げてくれることは保証しますよ。
では次の記事でお会いしましょう!
またな
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