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FP3級資格取得を目指す人は多いですが、自分に合格できるか心配になりますよね。
FP3級の試験難易度は決して高くはありませんが、それでもおおよそ30~120時間の勉強時間が必要とされています。
この勉強時間は、仕事や家事育児の合間を縫ってコツコツ勉強するには苦しい長さです。
だいたい1ヶ月もかけて勉強してたら最初覚えた知識なんて抜ける
そんな忙しい皆さんのために、本記事ではたった15時間でFP3級に合格する効率的な勉強方法を余すことなく解説します。
本記事は後編となりますので、未読の人はまず前編から読んでくださいね。
では後編スタート!
結論
- 問題集は出題傾向を掴みつつ周回することを目的に
- 読み込みと同じく、感情記憶の勉強法を使う
- 実技問題も中身は学科と一緒なので焦らない
FP3級についておさらい
今一度、FP3級試験の科目範囲を載せておきます。
- A ライフプランニングと資金計画(学科)
- B リスク管理(学科)
- C 金融資産運用(学科)
- D タックスプランニング(学科)
- E 不動産(学科)
- F 相続・事業承継(学科)
- III 資産設計提案業務(実技)
「学科」と「実技」の両方で6割以上得点すれば合格です
FP3級に15時間で合格する方法〜後編〜
さて後編では、教科書読み込みで記憶した知識を問題集を使ってアウトプットしていきます。
そして記憶の取りこぼしを見つけて再度インプットを繰り返します。
教科書読み込みよりは楽しいので、すでにげんなりしている人ももう少し踏ん張ってみましょう。
あと9時間しか勉強できないですよ!!
パーソナルトレーナーみたいな言い方すんなし
教材(テキスト)
教材には「みんなが欲しかった!FPの教科書3級」と「みんなが欲しかった!FPの問題集3級」を選んでください。
どちらも実物の本での購入をお勧めします。
理由は後で分かります
後半戦:抜けている知識を補いながら問題集を2周する
さて早速、後半戦の効率的な勉強法を解説していきましょう。
目安としては問題集&解説を4.5時間×2周=計9時間の勉強時間を見込みます。
問題集の解き方にも”コツ”がありますので、変にアレンジせず実践してみてくださいね。
ちなみに問題集の最後らへんから解説を取り外せますので、必ず分離しておいてください。
後で売れなくなるじゃねーか!
どうせまともな値段じゃ売れないからいいじゃないですか…
- 勉強する環境を整える
- 問題集と解説と教科書は全部開いておく
- 短い時間で周回する
- 問題を解いたら即座に解答をチェックする
- 感情記憶を活用する
- 出題傾向を掴むことを意識する
①勉強する環境を整える
前編同様に、机には最小限のものだけだして事前に整理しておきましょう。
ぶっちゃけ教科書と付属の赤シートとメモ用紙しか要りません
静かな環境で、横90cm×奥行45cm程度の机があると効率的に勉強できます。
②問題集と解説と教科書は全部開いておく
問題集をやるからといって、解答を封印しておく必要はありません。
目の前に問題集を、その横や奥側の”目線をちょっと動かすと文字が見える位置”に解説と教科書を、「開いた状態」で置いてください。
いちいち該当ページを開き直すのは時間の無駄や
それぞれの本は分厚いので見開きしにくいですが、グニグニ癖をつけて勝手に閉じないくらいには開いておいてください。
また付属の赤シートは解説にふわっとかけといてください。
確認する時に次の答えが見えちゃう程度は気にしなくてOKです。
電子書籍の場合は、タブレット・スマホ・PCを駆使して同時並行で見れるようにしておきましょう。
③短い時間で周回する
1週目は全6科目のうち、どれからやっても大丈夫です。
どうせ全部やりますしね
ただし各ページを開く手間を考えると、最初から順のほうがタイムロスが少ないかもしれません。
大事なのは、やる順番ではなく1周にかける勉強時間です。
なぜなら限られた時間で効率よく勉強するには、解説をじっくり確認するより周回する方が圧倒的に重要だからです。
勉強効率としては「9時間かけて1周<4.5時間かけて2周<3時間かけて3周」です。
FP3級に論理的思考力を問われる内容はほぼ無いので、基本的に暗記に特化して勉強しましょう。
記憶を定着させるには反復周回が最善手や
※可能な人は30分×7科目=3.5時間を目標
④問題を解いたら即座に解答をチェックする
周回では「問題集を1問見て答えを選ぶ→すぐに解答をチェック」を繰り返しましょう。
1問ずつやるのがコツやな
20〜30問やってから解説を見ると、最初の記憶がボヤけますからね
余裕で正解できたら解説は見ずに次の問題に進みます。
合ってたけど自信が無かったり、惜しくも間違えた場合は「解答を数ページめくった先の解説の該当部分」だけをチェックしましょう。
その際にどうしても納得行かない時のみ教科書を読みます。
⑤感情記憶を活用する
問題集周回でも前編で出た「感情記憶の方法」を用います。
感情記憶とは感情と記憶を紐づけて記憶定着を早めることです。
これは記憶を思い出しやすくする他に、感情の種類から突破口を見出す意味もあります。
例えば自信があったのに間違えた設問では驚きの感情を、正解を選ぶ寸前まで行けていたら悔しさの感情を1セットで覚えておきます。
そうすれば試験で中身を思い出せなくても、感情の種類を思い出すだけで正解に近づけます。
”悔しさ”なら、2択まで絞ったら自分が勘で選びそうな答えの逆が正解です
”驚き”なら、3択で自分が最初に捨てる選択肢が正解や
全く分からなかった場合は教科書をチェックしますが、その際にも「へ〜そうなんだ!」とか「こんな法律おかしいやろ!」など、大袈裟な感情とともに読みましょう。
⑥出題傾向を掴むことを意識する
問題集の設問は、全て過去のFP3級試験に出題されたものが使われています。
その出題傾向を掴むことこそが、問題集を周回する上で最も大切な目標となります。
出題傾向の重要性を理解するために、設問者の気持ちを想像してみましょう。
もしあなたが設問者だとしたら、同じギャラで1からオリジナル設問を作るのと過去問をちょっと変えて設問を作るのとどっちを選びますか?
これで前者を選ぶ奴はマゾ
それを踏まえて設問者の気持ちを想像すると以下のようになります。
「過去問で出てるのは重要な知識だし、出題範囲が被ってもいいよね。でもそのままだと働いてないみたいになるからちょっと数字とか変えとこ」
世の中の大人なんてこんなもんです
だからこそ出題傾向が重要であり、それを掴めばほぼ勝ち確になることが分かると思います。
実技にチャレンジ
さて「学科はいいけど実技はどうするのよ?」と思う人もいるでしょう。
実技は学科の知識がそのまま転用できますので、学科と実技は通しでやってしまいましょう。
実技は学科と違って3択問題であり、図やグラフも出るのでいかにも一筋縄ではいかなさそうな雰囲気です。
しかし実際には複雑な計算や特殊な知識はほぼ必要なく、単に「どういう計算方法を選べばいいか」という知識だけ問われています。
問題の”ガワ”だけそれっぽくなってるだけやな
やや複雑な計算が求められるのは「債券」の「クーポンレート」くらいですので安心してください。
クーポンレートは”捨て”でOKです
こんなん覚えるのは時間の無駄や
実技は学科以上に出題傾向が固定されているので、「出そうな部分だけ押さえておく」という省エネスタイルで勉強しましょう。
ちなみに実技は多くが穴抜き2ヶ所の3択ですが、確かな記憶が1個あれば正解に辿り着く問題も多いです。
選択肢がAC、BC、BDみたいなものでDが正解のパターンです
Dが正解と分かればA、B、Cの真偽を考える必要は無い
2周目にチャレンジ
さて、学科と実技の問題集が1周分解き終わったとしましょう。
この時点で試験当日まで残り時間わずかという人は、勉強のペースをあげる必要があります。
1周目を終えた時点で、「この情報を覚えてこれを取っ掛かりに答えたら良いんだ」という感覚を何となく掴めたと思います。
そのポイントを意識しつつ2周目に取りかかりましょう。
記憶力に自信がある人は、2周目は苦手科目だけでもOKですよ
2周目に入るタイミングですが、遅くとも1周目を終えた日の翌々日までには始めてください。
本音を言えば翌日中にもう1周したいところ
理想のスケジュールは「昨日1周目終了→今日2周目終了→明日本番」です。
これであれば時間経過による記憶の抜け落ちを最小限にした状態で試験に望めます。
さて2周目をこなす際には、”2周目でも全然分からなかった問題”をメモしておいてください。
というのは、あなたは間違いなくその問題を苦手としています。
対応する教科書や解説のページをメモしておいて、試験直前に復習をすると取りこぼしが少なくなるでしょう。
もしフルで2周目が終わっても時間に余裕がある場合は、苦手ジャンルだけ3周目をするとより盤石です。
番外編:最新版過去問にチャレンジしてみよう
2〜3周が終わってなお時間に余裕がある場合は、力試しとして問題集巻末の最新版過去問を解いてみましょう。
ここは学習効果がほとんど無いセクションですので、時間をかける意味はありません。
通常の試験時間では120分+60分=180分のボリュームですが、全部で30分程度で終わらせましょう。
直感で分かんなければ本番さながらに適当に答えればOK
もしその過去問で「実力で取れた点数+勘で運良く取れた点数」が7割を越えたら、もうあなたは合格圏内です。
勘が外れまくって得点が下振れても、ギリギリ6割は到達できるでしょう。
なめくじは過去問でも本番でも8割強だったので得点の参考にはなりますね
試験当日の動き
試験前日までの勉強で手応えを掴めた人は、試験当日にあがく必要はありません。
むしろ寝坊しないとか忘れ物をしないとか会場到着までに事故らないなどのクリティカルな失敗を避けることに集中しましょう。
まだ不安を感じている人は、早めに試験会場に行って”苦手問題メモ”を見ながら軽く復習をしておきましょう。
ここまでしっかりやり切れてるならば大丈夫です。
落ち着いて試験に臨みましょう。
マークシートミスにも注意ですよ
ちなみに試験当日のなめくじレポートも記事化していますので、興味がある人はヒマな時にでも読んでみてください。
完全に舐めプしてて笑えるで
心にゆとりを持って行動していると言ってください
最後に
いかがだったでしょうか。
前後編を通して読むと、「試験に合格するための努力がかなりシステマティックであること」が分かると思います。
人が作って人が解くコンテンツである以上、必ず最適解があります
もちろん理想は「十分な知識を身につけてFP3級を取得」です。
しかし現実には忙しくて勉強時間が十分確保できなかったり、資格を取ること自体が目的だったりするでしょう。
そんな場合は、ゲームを極めるがごとく最高効率で勉強することをお勧めします。
ちなみに2つの記事でお伝えした内容は、FPさんには顔をしかめられるような勉強法です。
FP試験舐めてんじゃねーぞってな
あくまで”FP3級合格だけ”を目的としているので、もし受かったとしても引き続き勉強は続けてくださいね。
では次の記事でお会いしましょう!
またな
- 問題集は出題傾向を掴みつつ周回することを目的に
- 読み込みと同じく、感情記憶の勉強法を使う
- 実技問題も中身は学科と一緒なので焦らない
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