この時間割はなんとかならんかね
円滑な運営上なんともならないんでしょうね…
- FP技能検定を受験予定
- FP3級の試験当日の雰囲気を掴みたい
著者のなめくじは2022年5月22日に3級FP技能検定(以下、FP3級)を受験してきました。
折角の経験ですので、ブロガーの端くれとしてその体験記をレポートします。
こういう検定類を受験するのは初めてです
ちなみに試験場所は関西大の千里山キャンパスや
これからFP3級受験を予定していたり受験を考えている最中の人が、試験場の雰囲気を掴むのに役立てたらと思います。
また、試験を受けるに当たっていくつか注意すべきポイントがありますので、併せて紹介しますね。
では順に見ていきましょう!
結論
FP3級とは
まずは簡単にFP試験についておさらいしましょう。
FP技能検定とは日本FP協会および金融財政事情研究会(金財)が実施する試験で、合格すればFP技能士の国家資格を取得することができます。
なめくじは日本FP協会のほうの試験を受けました
どっちで受けてもいいぞ
FP=ファイナンシャルプランナー(Financial Planer)とは、人生における総合的な資金計画を立て、目標実現をサポートする専門家です。
そのため、FPの資格を取得するには金融、税制、保険、年金制度など幅広い知識が求められます。
FPの国家資格には3級、2級、1級が、民間資格にはCFPとAFPがあり、取得難易度は以下のようになります。
ややこしいがCFPとAFPは日本FP協会だけの資格や
FP3級試験の当日レポート
さておさらいが済んだところで、早速レポートを見ていきましょう。
試験場所について
日本FP協会から指定された試験場所は関西大学千里山キャンパスでした。
受験票には「車での来場はできません」と書かれていましたが、電車は面倒なので車で行って、試験会場近くのパーキングに停めることにします。
「近くのパーキングを使うな」とは言われていない

近すぎると他の受験生と被って停められなさそうだったので、あえて試験場まで徒歩10分のパーキングを選択しました。
結果的には到着時で3台程度空いていて、すんなり駐車することができました。
もっと大学近くや駅前にもパーキングはありますが、最大料金が上がります
ちなみに関大キャンパスは西側の駅方面に正門がありますが、東側にも構内に続く歩行通路があります。
試験場に行くまで
車から降りてテクテクと坂道を登り降りしながら構内に到着しましたが、目的の4号館がどこかが全く分かりません。
仕方ないので、試験監督関係者っぽい人やバイト学生に場所を聞いて向かいます。
思ったよりもキャンパスは広めでした
目的の4号館前には試験案内の看板が出ているので、自分が向かう教室番号を確認して適当に向かいます。
「人の流れに混ざれば着くやろ」と思ってたらFP2級の教室に到着してしまったので、慌てて探し直しました。
何事も人任せはいけませんよ
(正論過ぎて言い返せない…)
試験(学科)〜終わるまで
試験は2つに分かれていて、午前の【学科】と午後の【実技】です。
集合時間ギリギリに行って決められたテーブルに座ったらすぐに試験アナウンスが始まって、教科書を復習する時間は全くありませんでした。
もし直前に復習したいなら、集合時間より早めに行きましょう
教室には130〜140人ほどの席があり、空席率は20〜30%程度。
参加者は20〜30代をボリュームゾーンに40〜50代の受験者もチラホラ見かけます。
着席したら、筆記用具と電卓と本人確認書類(運転免許証を出しました)を机に置いてスマホの電源を切って、あとは20分ひたすら待機です。
ちなみに試験開始30分後までなら遅刻入室OKや
試験時間は120分ありましたが、ゆっくり丁寧に回答して自己採点用にメモもしてなんとか60分を消費する程度です。
あと60分どうするんだって話ですが、心配は無用です。
学科は試験開始60分後から途中退室が可能なので、回答を提出してさっさと退室します。
6〜7割くらいの人は60分きっかりで退室してました
ちなみに見つからなかったので100年前に使っていたシャーペンについてる消しゴムを使いましたが、ものの見事にマークシートが黒ずみました。
ちゃんとマークを消せないと二重解答でバツ食らう危険性があるので、消しゴムはきちんとしたものを用意しましょうね。
普通の人は言われんでも用意してるから…
それって普通じゃない人に失礼ですよね(クソリプ)
学科試験後の昼食
さっさと退室したのには実はもう1個理由があります。
というのは、昼ごはんを確保しなきゃいけないからです。
当日はFP試験全体で下手したら1000人レベルで受験生がいますし、弁理士試験なんてのも別館で開催しているようでした。
つまり、さっさとご飯食べにいかないと目当ての店に大行列ができます
なので、目的の店を決めてRTAのように最速で向かいます。
それでもやや出遅れてしまったせいか、接続から着丼まで30分以上かかってしまいました。
急にラヲタ感出してきてめんどくさいな

当日は完全につけ麺気分でしたので、「特製つけめん¥1090」をチョイス。
ごわっとしてしっかり締められた太麺(熱盛もできるようです)に、適度な塩味の濃厚魚介豚骨スープ。
トッピングとして煮卵、メンマ、レモン、カイワレ、そして臭みの無いレアチャーシュー+スープ内にゴロッとチャーシューも隠れています。
この食べ応え抜群の太麺は好みが分かれそうですが、私は好きですね
スープもイメージ通りの魚粉感とクリーミーさで大満足です。
並でも割とお腹いっぱいになったのでスープ割りは頼まずに退店しました。
後ろにもずっと客が並んでたしな
昼ごはん後〜次の実技まで
昼食を取ったところで、まだ実技の集合時間までたっぷり1時間あります。
この時間割はなんとかならんかね
円滑な運営上なんともならないんでしょうね…
一旦車に戻って軽く仮眠を取ってから出直すことにします。
キャンパスには時間を持て余している受験生が思い思いに時間を過ごしています。
ただキャンパス広しと言えど受験生が多すぎるせいで、大多数の人は地べたで勉強/昼食マンになっていました。
服を汚したくなければ100均のレジャーシートが要るな
仮眠を取る前にTwitterを覗いたら「FP3級ドットコムに回答速報がもう出てる」という情報をゲットできたので、サクッと自己採点。
学科は8割取れていることが判明(合格は6割以上)したので、安心して午後の実技試験に備えます。
実際には車内が暑くてちょっと目を瞑るくらいでしたけどね
ちなみに正午くらいでは体感28℃くらいまで上がりましたので、服装は調節しやすいものにしましょうね。
午後の実技試験
さて、13:30からは午後の実技試験が始まります。
実技っていっても面接とかする訳ではなくただの筆記試験です
13:10の集合時間に教室入りすると、すぐにアナウンスが始まります。
学科と同じように準備したら、あとは試験開始まで15分ほどひたすら待機します。
毎回待ち時間が長いんよ
実技試験は60分ですが、丁寧に時間を使って回答しても30分で終了します。
正直学科より簡単でしたので、見直しが終わった時点で合格を確信しました。
しかし実技試験は残念ながら途中退出不可ですので、他の受験生の様子を観察しながら終わるのを待ちます。
ずっとエヴァの碇ゲンドウみたいになってました
試験終了後〜帰宅
試験が終了し、マークシートが回収されたらついに解放です。
「私学のキャンパスはお金かけて綺麗に維持してるなあ」なんて関心しながらぶらぶら帰ります。


ちなみに関大の東側には閑静な住宅街がありまして、真新しそうな戸建住宅が立ち並んでました。
吹田市は大阪でファミリー層に人気エリアであり、それなりに地価は高いです。
だからここで戸建を新築するのは、人生において何者かになれたことを意味します。

安賃貸住みの下級国民は「土地上物合わせて4,000〜4,500万円、フルローン35年で毎月13〜14万円返済くらいか」なんてことを考えながら前を通り過ぎます。
クッソ嫌な通行人やな…
これがFP3級erになるってことですよ
それはおかしい
帰宅後〜公式発表
帰宅して少し休憩していたらFP3級ドットコムに回答速報がアップされてたので、穏やかな気持ちで実技結果を自己採点してTwitterに報告しました。
正直「全問正解でしょ」とか余裕こいてましたが3問連続でミスしてました
ぷ〜、クスクス
試験当日の17:30にはオフィシャルな模範回答が発表されますので、自己採点すればその日に合否が確定できます。
正式な合格発表は約1ヶ月後ですが、とりあえず当日に合否が分かるスタイルってのはいいですね。
合格していれば夜は祝勝会ですし、不運にも不合格になってしまった場合は次への英気を養うために激励会をしましょう。
最後に
いかがだったでしょうか。
本記事はいつもとは毛色を変えてレポートをしてみました。
記事を読んで、当日の雰囲気や具体的なイメージが掴めたら幸いです。
最後に真面目な話ですが、FP3級はあくまで基礎の資格です。
これだけでFPとして活躍するには厳しいですが、少なくとも取得には人生におけるお金の問題に必要な最低限の知識が求められます。
ですので逆に言えば、FP3級を目標に勉強することで今後のお金トラブルの大部分が避けられるようになると思います。
もちろん資格を取った後も自主勉強は続きますよ
金融教育を受けてこなかった私たち大人は、全員この資格を持っていてもいいんではないでしょうか。
ちなみにFP3級を最速で取得するための勉強法も解説していますので、興味があればどうぞお読みください。
では次の記事でお会いしましょう!
またな!