旅行に行く時って、どんな地元メシを食べようかワクワクしますよね。
本記事で扱う名古屋は皆さんご存知の八丁味噌を始め、独特の食文化が育まれています。
いや八丁味噌知らん人の方が多いやろ…
せっかく名古屋に行くなら名古屋飯を食べたい!
それも観光客相手ではない、地元民が好む店のものを食べてみたい!
そんな旅行者の皆さんに、名古屋出身者がお勧めの店を紹介する試みです。
需要があればシリーズ化するかもしれません
結論
- 名古屋の味は「濃い味」
- 住よしのきしめんは駅の立ち食いながら王道の名古屋味
- きしめんはここを抑えておけばとりあえず間違いは無い
名古屋の人が好きな味とは
名古屋の食文化に触れたい方は、ぜひ名古屋の人が好きな味を知っておいてください。
それは「味噌」、「醤油」、「鰹節(節系)」です。
濃い味は旨い
千鳥のノブやん
結果的に塩分は強めにはなりますが、塩分よりも「旨味成分」が強いかどうかが重要視されます。
それを踏まえて本題の「住よしのきしめん」を見ていきましょう。
住よしのきしめんとは
住よしとは、「JR名古屋駅」のホーム(新幹線、在来線)に存在する立ち食いきしめんのお店です。
まさかの立ち食い店
地元民がちゃんとした店にわざわざ行くはずないでしょ(偏見)
ホームによって微妙に看板が違っていますが、とりあえず「住よし」とか「名代きしめん」と書かれていればOKです。
ちなみに名代は意味(有名なこと)から考えると多分「なだい」と読むのでしょう。
まぁややこしいんで「住よし」と呼べば大丈夫です。
住よしを食べるには入場券が必要
住よしの店舗は全て改札を入った先にあります。
よって新幹線で名古屋に来るか帰るタイミングでなければ、住よしのきしめんを食べるために改札への入場券が必要となります。
入場券の料金は「大人¥150」、「子ども¥70」で、いずれも切符の自動販売機で購入できます。
コスパは悪化するが観光と思って許してくれ
きしめんの味
住よし近くのホームには、かつお節を煮出したような節系の香りが立ち込めています。
匂いだけで名古屋に帰ってきたって気持ちになります
そしてその香りは、そのまま出汁に凝縮されています。
具はシンプルにネギと揚げとダメ押しのかつお節です。
さらにかつお節を入れるのか…
濃ければ旨い理論を実践してるだけです
節系の旨みが充満したところに適度にしょうゆが利いた出汁は、ぜひ一度経験してみて欲しい味です。
麺は提供を早くするために冷凍麺を茹でていますが、普通に美味しいです。
味こそ一緒ですが、うどんとはまた違うきしめんの食感を楽しんでください。
食感はどっちかっていうとワンタンに近いですね
なめくじの食べ方
基本的には「玉子入りきしめん¥400」か「山菜きしめん¥490」です。
気合いが入ってる時は¥100追加して麺大盛にします
玉子はあえて潰さずに白身が暖まってきた中盤で出汁とともにツルンと行きます。
名古屋関係無いやろそれ
お勧めの食べ方
慣れていれば大丈夫ですが、他県民の人にとってしょうゆ+節系の強い味は途中で食べ疲れてくるはずです。
関西圏の人なら多分半分くらいで飽きが来ます
ですので玉子を途中で割ってまろやかに味変したり、山菜の食感で新鮮さを取り戻しながら食べ進めるのがお勧めです。
油の甘味が好きな人は、人気のかき揚げきしめん¥520を選ぶのもいいかもしれません。
辛いのが苦手じゃなければ卓上の七味を振って風味を更にonしてください。
好き嫌いは分かれるとは思いますが、この舌への情報量の多さが「名古屋の味」です。
せっかく来たなら地元の味を堪能すべし
ただし途中で味に飽きてくるでしょうから、とにかくきしめんを堪能したい人以外は麺大盛にする必要はありません。
もし物足りなければ千寿の天むすでも買って食べてください。
注意事項①:店内は狭い
ホームの立ち食い屋ということもあり、とにかく店内が狭いです。
なめくじが毎回行く大阪への下りホーム店は特に激狭です
席に着く前に水を確保(セルフ)して、それから荷物を足元に置いて隣の人に遠慮しながら縮こまって食べてください。
そしてごはん時は行列ができるので、隣同士の同席は基本的に諦めましょうね。
一人ずつ入って食べたらさっと出て、後で感想を共有するくらいがスマートです。
ただし、大きい荷物があるから混雑時は入るの止めようなんて考えなくて大丈夫です。
新幹線ホームですし、荷物が大きいのはお互い様ですからね。
注意事項②:長居しない
住よしは人気店ですので、だらだら食べるのは止めましょう。
回転率はめちゃくちゃ良いのですが、それは皆さっさと食べてさっさと退店するからです。
きしめんは1分程度で提供されるので、つるつるっと食べて遅くとも10分以内には退店しましょう。
別にルールは無いが、店や他の客にも配慮しようってことやな
ですです、ホームの立ち食い客は基本急いでいますからね
ヒマな時間帯に食べに行った時は、もちろんゆっくり味わってくださいね。
最後に
本記事でとりあげた住よしのきしめんは、派手でも洗練されている訳でもありません。
しかし「これが名古屋の味だ」と自信を持ってお勧めできるきしめんです。
どっぷり名古屋舌のなめくじ伯母は、新幹線の時は毎回食べるみたいです
贅を尽くしたものではありませんが、せっかく旅行に来るのならぜひ名古屋の食文化ど真ん中の料理を味わってください。
味の好みはあれど、間違いなく名古屋の味と断言できます
大阪でいうと家の近所のたこ焼き屋の味やな
もしきしめんが気に入ってもらえたなら、次は他の有名店や路面の人気店にもチャレンジしてみてくださいね。
では次の記事でお会いしましょう!
またな
- 名古屋の味は「濃い味」
- 住よしのきしめんは駅の立ち食いながら王道の名古屋味
- きしめんはここを抑えておけばとりあえず間違いは無い
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