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FP3級資格取得を目指す人は多いですが、自分に合格できるか心配になりますよね。
FP3級の試験難易度は決して高くはありませんが、それでもおおよそ30~120時間の勉強時間が必要とされています。
この勉強時間は、仕事や家事育児の合間を縫ってコツコツ勉強するには苦しい長さです。
だいたい1ヶ月もかけて勉強してたら最初覚えた知識なんて抜ける
そんな忙しい皆さんのために、本記事ではたった15時間でFP3級に合格する効率的な勉強方法を余すことなく解説します。
実際になめくじは、ほぼ知識ゼロからこの勉強法で1発合格(学科、実技とも8割以上の得点)しています。
最初から6割狙いなら多分10時間でも合格できます
また残念ながら過去に不合格になった人も、今度こそ合格するための攻略情報が盛り沢山ですので必ず役に立ちます。
ぜひ最後まで見てみてくださいね。
なお本来は”3級FP技能士”や”3級FP技能検定”が正式な名称ですが、本記事では「FP3級」で統一しますのでご了承ください。
結論
- FP3級に合格するだけなら15時間の勉強時間で十分
- 勉強配分は前半戦6時間、後半戦9時間
- コツを押さえながら勉強すれば記憶の定着効率が桁違い
自己紹介から
まずは受験というものに関する自己紹介をさせてください。
なめくじは数万時間の勉強を要する国家資格を持っています。
また学生時代に偏差値65前後の受験を2回(片方は偏差値50程度から開始)経験しており、2回とも1発合格しています。
イヤミな奴め
運転免許の試験は1回落ちてるので許してください
これは自慢ということではなく、「試験合格の為のテクニックを持っている」と捉えてもらえればOKです。
高校生相手に勉強法の講義をしたり塾講師をしていたこともあるので、安心して読み進めてくださいね。
FP3級についておさらい
FP(ファイナンシャルプランナー)3級は、FP関連では最も基礎的な資格です。
その試験に合格するには「学科」と「実技」の2種類で、それぞれ6割以上得点する必要があります。
実技といってもペーパーテストや
FP3級試験の科目範囲は以下の通りです。
- A ライフプランニングと資金計画(学科)
- B リスク管理(学科)
- C 金融資産運用(学科)
- D タックスプランニング(学科)
- E 不動産(学科)
- F 相続・事業承継(学科)
- III 資産設計提案業務(実技)
試験は毎年1月、5月、9月に行われ、正式な合否判定は約1ヶ月後に発表されます。
自己採点すれば当日には分かるがな
なお試験は「学科」、「実技」それぞれ単独で受験することが可能です。
よっぽど心配性じゃなければ同時受験でいきましょう
FP3級に15時間で合格する方法〜前編〜
さて軽いおさらいを終えたところで本題に入っていきましょう。
まず前提として理解してもらいたいのは、本記事の内容はFP3級の知識をしっかり身に付ける勉強法ではなく、「FP3級試験に合格する勉強法」であることです。
合格するために要らない部分やコスパ悪い部分は容赦なく捨てていきますので、戸惑わないでくださいね。
用意するもの
受験票
当たり前ですが、FP3級の受験票が必要です。
日本FP協会と金融財政事情研究会(通称:金財)のどちらでも受験申し込みはできますが、日本FP協会にしましょう。
ちなみに金財やと実技範囲と問題が違うぞ
受験手数料は学科と実技を合わせて¥8,000です。
教材(テキスト)
教材には「みんなが欲しかった!FPの教科書3級」と「みんなが欲しかった!FPの問題集3級」を選んでください。
どちらも実物の本での購入をお勧めします。
電子書籍より本があった方が勉強効率は良いです
他のものは要りません。
やる気
トータル15時間分用意してください。
勉強を始めるタイミングと時間配分
まず試験勉強を開始するタイミングですが、原則として試験前の2週間以内です。
なぜなら短期集中で繰り返し学習した方が記憶が定着しやすいからです。
簡単に言えば、短期間で必要分だけ繰り返し学習→一気に覚えて試験当日まで記憶をキープ作戦をする訳です。
勉強時間を確保する余裕がある人は、試験1週間前からの勉強開始でも大丈夫です。
※1日3時間×5日が最短
もっと前から始める場合は15時間以上の勉強になるぞ
その15時間勉強の時間配分については以下の通りです。
- 前半1週間:学科6科目の教科書読み込み×各1時間=計6時間
- 後半1週間:問題集&解説チェックを4.5時間×2周=計9時間
記憶力に自信がある人は、後半1週間の勉強時間を4~5時間ほど削っても大丈夫です。
前半戦:試験6科目の教科書読み込み
さて、まずは前半戦の効率的な勉強法から解説しましょう。
前半戦は大雑把に学科6科目×1時間で設定しましたが、実際には科目毎のボリュームの違いなどで必要な時間が前後します。
よって合計で6時間くらいの意識で調整しながら読み込みましょう。
次に教科書の読み方に関する”コツ”を紹介します。
同じ1時間の読み込みでも”コツ”を意識する/しないでは、記憶の定着率に1万倍くらい違いが出ると思ってください。
馬鹿馬鹿しいと思わずにチャレンジしてくださいね
- 机の上を整理しておく癖を付ける
- 静かな環境で勉強する
- 最初の科目は「相続」がお勧め
- 政治家や行政、金融機関の立場で読み込む
- 感情で記憶付けする
- 苦手科目はサラッと流す
- 語呂合わせを活用する
- 50〜60分くらいで休憩を入れる
- 夜に勉強する(不眠症の人は×)
①机の上を整理しておく癖を付ける
勉強しようと机に向かった始めた途端に、散らかり具合が気になって整理を始めるのは誰しも経験がありますよね。
集中し始めたタイミングでこの現象が起きると、一気に学習効率が落ちてしまいます。
常に机には最小限の物だけ出して整理しておく癖を付けておきましょう。
言い訳効かない状態に自分を追い込め
②静かな環境で勉強する
”雑音があった方が集中できるから”とカフェなどで勉強をする人がいますが、これはNG行動です。
なぜなら人の耳は周囲の会話を勝手に拾って脳のリソースを消費するからです。
外で勉強するならせめて図書館で、基本的には自室が最適です。
営業の人なら車の中という選択肢もあります
音楽をかけたい場合は、ボーカルが無いインスト曲のリスト(1時間程度)を選びましょう。
③最初の勉強科目は「相続」がお勧め
6科目の勉強の順番は何でもいいですが、「相続」からを始めることをお勧めします。
なぜなら「相続」は比較的ボリュームが少ないのと内容が人間臭くてとっつきやすいからです。
最初の科目はなるべく苦労せずにサクッと終わらせ、勉強の成功体験を積みましょう。
言うなれば”勉強の勢い付け”やな
④政治家や行政、金融機関の立場で読み込む
税金含め法律上のルールは、多くの国民が納得する”温度感”で設定されます。
例えば配偶者控除(税免除)の要件の1つに「納税者の所得が1,000万円以下」というものがあります。
政府の立場で考えると、多くの税金を回収するために本当は控除要件を「所得200万円以下」などキツくしたい訳です。
でもそんな設定したらメディアや国民に「さすが政治家様は国民の現実が分かっておられないですね」ってめちゃくちゃ叩かれますよね。
税金なんか年収1,000万円超えの金持ちから巻き上げろや!
我々国民は間違いなくこう怒ります
政治家からすると、国民の怒りのターゲットにされたら次の選挙で落選すらあり得ます。
だから所得1,000万円以下という多くの国民が”ある程度”納得できる要件に設定する訳です。
他の例を挙げると「生命保険料は保険会社の運用成績が悪くなると上がる」という話があります。
これも保険会社の立場で考えると、「そら会社の業績が悪かったら保険料を引き上げるわな」と腑に落ちます。
業績悪化してるのにご奉仕価格を続けたら保険会社が潰れちゃいますよね
このように物事の背景にいる関係者の利害関係を想像しながら読み込めば、細かい数字を覚えてなくても勘で正解できるようになっていきます。
もちろん最初は独りよがりの推察で構いません。
それでも利害関係を自分で考えながら読む癖を付けることで”社会の温度感”が徐々に分かってきます。
⑤感情で記憶付けする
教科書を読み進めていると、時々「なんやねん、この無茶苦茶な制度」みたいな内容が出てきます。
こういう時は実は記憶定着のチャンスです。
なぜなら人の記憶は感情と紐づくと強固に定着するからです。
どうでもいい会話でも、すごく驚いた時にはやたら細部まで覚えているのはこれが理由です。
この人間の性質を教科書読み込みに応用しましょう。
例えば所得税20%という情報一つ取っても、「国にこんなにも奪われてるから、自分の生活はキツいんだよ(怒)」とか思いながら読むと1発で覚えられます。
試験問題ではこの内容が「所得税は5%、10%、20%のどれが正解?」みたいな感じで出てきます。
感情とともに記憶すれば、「これ確か読みながらムカついたやつだから確か20%だった気がする」みたいにスルッと正解を導き出せるようになります。
怒り以外にも、感心や驚き、悲しみなど感情なら何でもOK
ちなみに数字は適当ですよ
⑥苦手科目はサラッと流す
テキストを読み進めると、おそらく大半の人が1〜2個は苦手科目にブチ当たると思います。
そんな苦手科目を頑張るのは時間の無駄なので、サラッと読み流してください。
本記事を参考にする人の目標は「FP3級試験に合格すること」であって、FP3級に必要な知識をしっかり身に付けることではありません。
最初におさらいした通りFP3級試験は6割取れば合格できるので、逆に言えば4割は捨てて良いのです。
1科目あたり16.7%とすると2科目は捨てられる計算ですね
学校や塾じゃ絶対教えたらあかんやつや
苦手科目をじっくり鍛えていくのは合格した後にして、試験前は自分が得点を稼ぎやすい科目に時間を割きましょう。
少なくともFP3級試験では、網羅的に勉強するより比較的得意な3〜4科目で高得点を狙った方が効果的です。
試験当日では、分からない問題はさっさと諦めて勘で回答しましょう。
それでも3択問題なら正答率が33%ですし、3択のうち1択でも消せれば半分は正解できます。
マークシート形式だからこそできる攻略法やな
⑦語呂合わせを活用する
テキスト内には時々「〜〜と覚えましょう」といった語呂合わせが紹介されています。
「損益通算できるのは”不・事・山・譲(ふじさんじょう)”」とかですね
実は記憶を定着させるために語呂合わせはめちゃくちゃ重要なメソッドです。
語呂で覚えやすいことに加え、「語呂があった」「語呂を作った」という経験があるとそこから記憶の突破口を開けます。
どうせ人に喋ることなんて無いんですから、恥ずかしがらずにオリジナル語呂合わせをガンガン作っていきましょう。
ちなみに語呂合わせを作りたくなるような「重要だけど記憶しにくいパート」は、設問者はかなり狙い撃ちしたいらしく頻出しますよ。
ここを覚えてこない受験者に(資格は)与えられねーわ
どの試験でも、こういう設問者の意図が透けて見えるんですよね
ただ語呂合わせ作りに時間をかけるのはNGなんで気を付けてくださいね。
「今ダジャレを思いついたから、とりあえず喋っとくか」くらいの感覚で活用しましょう。
⑧50〜60分くらいで休憩を入れる
人が作業に集中できる時間には、15分/45分/90分の規則性があると言われています。
だから一度に行う勉強は45分程度を目安にして、そこを過ぎたらキリのいいところで止めましょう。
小学校の授業が45分で区切られてたのはこれが理由です
また1日あたりの総勉強時間は3時間程度に留めるべきです。
FP3級の各科目における暗記量を考えると、おそらく脳が記憶できる情報は1日当たり最大3時間分程度です。
これ以上時間をかけても脳みそというコップから知識の水が溢れるだけになるので、サッサと切り上げて寝ましょう。
記憶処理能力に自信があるなら3時間以上続けてもいいけどな
⑨夜に勉強する(不眠症の人は×)
FP3級の試験内容は基本的に暗記モノばかりですので、記憶が定着しやすい深夜に勉強することをお勧めします。
寝る直前に勉強すれば、寝ている間、脳が新鮮な記憶を勝手に整理/定着してくれます。
もし勉強内容に絡んだ夢が出てきて、起きても「勉強の夢見ちゃって、ちゃんと寝れた気がしない」ようなら成功です。
その症状は、寝ている間に脳がフルパワーで記憶を処理してくれていたサインです。
教科書を読んでる途中で寝落ちするのが理想ですね
もし時間に余裕があるなら翌朝にサラッと復習してみてください。
そうすれば、その次の機会には異様なほど鮮明に思い出せるはずです。
ただしこのような寝る直前の勉強は不眠がちな人にはお勧めできません。
勉強することで脳が興奮して、ますます寝付きが悪くなってしまいますからね。
寝不足になると翌日の集中力が下がって、トータルでは勉強効率が落ちるので注意しましょう。
言わばのび太タイプの人専用の勉強法やな
最後に
いかがだったでしょうか。
とりあえずは試験勉強前半戦までのコツを解説しました。
試験勉強をし慣れていない人にとっては腑に落ちない内容だったかもしれませんが、騙されたと思って書いてある通りに実行してみてくださいね。
ノートを綺麗に作るとかいう無意味な勉強法から卒業しよう
さて後半戦の解説は別記事でまとめていますが、教科書読み込みが終わるまで見る必要はありません。
追加で準備するものも無いですしね
読み込みが終わったらまた来てくださいね。
ちなみに改めて注意点ですが、本記事の内容は「FP3級試験に合格すること」に特化しています。
「この勉強法で合格した=FP3級に必要な知識が全て付いた」”ではない”ことを理解して読み進めてください。
では次の記事でお会いしましょう!
またな
- FP3級に合格するだけなら15時間の勉強時間で十分
- 勉強配分は前半戦6時間、後半戦9時間
- コツを押さえながら勉強すれば記憶の定着効率が桁違い
後半戦の記事はコチラ
※私が行ったFP3級試験のどうでもいい体験レポートを見たい人はコチラ
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