経済

【詳細解説】社会人の一人暮らしにかかる生活費はどれくらい?

早い人では、春からの社会人生活のためにそろそろ自分の生活費がどれくらいになるのかイメージし始める方もいるのではないでしょうか。

また、転職や部署移動、家庭の事情などで実家暮らしから一人暮らしに変わる予定の方もいるでしょう。

その際に「社会人の一人暮らしにはどれくらいの金額が必要になるのか」をある程度知っておくと、今後のゆとりある生活の参考になると思いますので紹介したいと思います!

これから就活をしようという方は自分がイメージする生活にかかる費用が大まかに分かれば、逆にどれくらいの給料の会社を狙えばいいかも見えてくると思います。

記事後半では支出のうち金額の大きい項目は細かめに解説していますのでそちらも参考にしてみてください。

では見ていきましょう!

※生活費は地域による違いや生活レベルによって幅がありますので、一つの目安として考えていただければ幸いです。

とりあえず結論

引っ越しに絡んだ初期費用500,000円+月々の生活費150,000円

ただし、これは工夫によって減らしていくことが可能です。

「こんな金額は無理だよ〜〜」って方もまずは項目ごとの詳細を見て、削れそうなところを削ってみてくださいね。

初期費用(家具や家電)・引っ越し費用

一人暮らしに使う家具や家電が全く無い状態であれば、引っ越し費用を含めて大雑把に総額50万円程度を見込むと無難です。

50万円でも一般的な知識を元に節約を意識した結果の金額ですので、これ以上金額を落としにいこうとした場合は大切な何かの条件を諦めたり住居関連の特別な知識が必要になったりします

むしろ引っ越し慣れをしていない場合は余計な出費がかさむ傾向にありますので、逆に+10万円程度は見込んでもいいくらいです。

見積もりは大きく実際には小さく」というのがゆとりある資金計画を立てるコツですので、最初から初期費用を35万円など絞りきった金額では見積もらないことをお勧めします。

初期費用・引っ越し費用についての解説記事を上げたら追記しますね。

給料の額面と手取りについて

一人暮らしの生活費を考える上で、まずはあなたの給料のうち手取りを考える必要があります。

額面と手取り(実際に使えるお金)は違いますからね!

来年春に就職予定のあなたは、就職予定の会社の求人情報とにらめっこしてみてください。

まだ就活を始めていないあなたは、メモと電卓を用意して後ほど出てくる項目ごとに生活費を計算してみてください。

そうすれば「将来の自分にはどれくらいの給料が必要か」がイメージできると思います。

手取り(可処分所得)=額面(総支給額)ー(社会保険料+税金)

※社会保険料:国民年金/厚生年金/国民健康保険/健康保険など

※税金:所得税/住民税(市民税+県民税)

下の表は額面あたりのおおよその手取り額を計算したものです。

「40歳未満・独身(扶養家族なし)・ボーナスなし・残業なし・社保完備」の一般会社員を想定して計算しています。

住む地域によって住民税に若干の差があったりしますが、大きなズレはありませんので気にしなくて大丈夫です。

また、ボーナスありでも計算方法は違えど結果は大きくは変わらないと思ってください。

だからボーナスありの方はまずボーナス込みの額面(年)を計算してから手取り(月)を逆算する形になりますね

表に記載している以上の収入がある方は、こちらから計算してみてください。

なめくじ

ほとんどの方は社会人1年目だけ住民税がかかりません。ですので1年間限定で手取りで表の金額からざっくり10%増しになります。新社会人応援キャンペーンくらいに思ってください

生活費(ランニングコスト)

あなたのだいたいの手取りがイメージできたところで生活費の支出額について順番に考えていきましょう。

平均的な一人暮らしの生活費

まずは総務省が統計を出している「一人暮らしの支出内訳」を見てみます。

右側列『単身世帯』が一人暮らしの支出になります

月平均の消費支出を見るとが約15万円程度ですので、貯金なしでの最低限の収入は手取り15万円/月となり、それを逆算すると必要な給料は額面19万円くらいです。

もしあなたの想定の給料や現在の給料が月19万円より低いのであれば、さらに支出をしぼる必要があります。

逆に給料が月19万円よりも高く想定できるようであればもう少し余裕のある支出計画にするか、支出額は変えずに余ったお金を貯金・投資に回すということになります。

ただし表の単身世帯には寮生活をしている方の家賃も含まれますので、住居費が低めに出ていることに注意してください。

一人暮らしの高額支出項目

生活費の概算を考えるのであれば、支出額の大きい項目から考えてみるのがお勧めです。

表から分かる平均支出額の高い項目は食料費>交通費・通信費>住居費>光熱・水道費>教養・娯楽費になります。

平均支出額が高い項目
  • 食料費
  • 交通/通信費
  • 住居費
  • 光熱/水道費
  • 教養/娯楽費

食料費

いわゆる『食費』というやつですね。

食費に関しては、食へのこだわりや食べる量、自炊か外食かでも少しずつ変わっていきます。

政府統計によれば34歳以下では1月の支出は男性¥39,999、女性¥29,457となっています。

細かい計算をしだすとキリがありませんから、ざっくりとした相場感だけお伝えします。

月に1万円以内

1日あたり333円で、節約が趣味じゃないと達成不可能。カロリー源が炭水化物に偏るため栄養管理とか言ってられません。例)朝は自前のおにぎり1個、昼はカップ麺1個、夜もカップ麺1個か粗末なパスタ

月に2万円以内

1日あたり666円で常人でも何とか到達できる範囲。基本自炊でほぼ外食なし。食事にタンパク質(鶏)か野菜を混ぜる選択肢が出てきます。例)朝は自前のおにぎり1個、昼は自前弁当、夜は節約自炊ご飯

月に3万円以内

1日あたり999円でだいぶ現実的になってきました。週に1-2回は安い外食を混ぜ込むことができます。自炊オンリーなら栄養管理に十分気をつけることが可能です。

月に4万円以内

1日あたり1,333円と余裕が出てきて『食費』というものに意識が行かなくなります。安い外食なら連打することが可能です。自炊メインなら牛肉を使い始める段階です

月に5万円以内

1日あたり1,666円でやや贅沢という範囲に突入します。外食でも1,000円越えが気になりません。趣味以外で自炊する方はほぼいなくなります。

それ以上

もはや食費というより娯楽費です。独身貴族といっていいでしょう。例えるなら井之頭五郎です。

なめくじ

自分ならどの食費レベルに当てはまるか考えてみましょう。ちなみになめくじ夫婦は2人で5〜6万円です

交通・通信費

総務省の統計によれば単身世帯の交通・通信費の合計は月平均18,310円です。

一つずつ相場感を確認してみましょう。

交通費

交通費には仕事上必要な交通費とプライベートでの交通費があります。

車・バイクを持っているのか、電車・バスの公共機関を使うのか、タクシーも使うのか、使うならばどれくらいの頻度で使うのか、定期券はあるのかなどで金額が変化します。

また、通勤には交通費(通勤手当)として給与に付与される場合もあります。

トータル維持費として軽自動車が月平均14,000円程度、普通車が21,000円程度(ローンなし)。

車検など1-2年に1回の支払いイベントがありますので、月々の支出が上記より低かったからと他の出費に回してしまうと破産します。

また、ローンがある場合は月々のローン支払いも上乗せされます。

バイク・原付

バイクのトータル維持費として排気量250cc以下では月平均6,000円程度、250ccを超える場合は12,000円程度(ローンなし)。

原付のトータル維持費として月平均4,000〜5,000円程度(ローンなし)。

車同様に車検など、たまの支払いイベントがあることに注意です。

また、ローンがある場合は月々のローン支払いも上乗せされます。

電車

首都圏の平均通勤時間「片道50分」を大宮⇆東京としたら、定期券代は安くて月13,500円

近畿圏での平均通勤時間「片道40分」を明石⇆大阪としたら定期代は安くて月21,820円

なめくじ

交通費が高いようであれば、その分を職場に近い物件の家賃に上乗せしてもいいかも知れませんね

現在もしくは未来のあなたが使うべき交通費を考えてみてください。

交通費と家賃は反比例する傾向にありますので、家賃をどう考えるがポイントですね。

なめくじのお勧めは通勤時間短縮のため、交通費を浮かして都心部の家賃に上乗せする方式です。

徒歩・自転車だと通勤代は0円ですからね。

通信費

スマホ代

細かく計算するとキリが無いのでざっくりと計算しましょう。

キャリア(docomo、au、softbank、楽天)のフルサポートプラン(今まで通りの契約、楽天だけ該当プラン無し)であれば月6,000〜7,000円程度、ahamoに代表される最近出てきた最安系プランであれば月3,000円程度になります。

スマホ機種代金を分割している場合は、更に月々の分割料金が上乗せされます。

ネット代

スマホのみでネット環境が完結している・する予定の場合は¥0として構いません。

マンションでの固定回線(もしくはWimax)ではざっくり月4,000〜5,000円程度、戸建てならそこに+1,000円程度をイメージしておきましょう。

ちなみにWimax以外では初期工事費用15,000〜20,000円程度かかります。

住居費

住居費、つまり家賃ですがこれはかなりのバラつきがあります。

築年数・駅からの距離・地域・住居設備・広さなど家賃変動の要素が多いので、一概に月にいくらという概算をご提示することは難しい項目です。

現在のお住まいや想定する地域での家賃相場を知りたい場合は、SUUMOHOME’Sat homeなどの不動産ポータルサイトで条件を設定し調べてみてください。

なめくじ

ちなみにこれらポータルサイトをどれを使っても物件の内容はほとんど変わりません。なぜなら、不動産会社ならどこでも見られる『レインズ』と呼ばれる不動産情報サイトからデータを引っ張ってきているだけだからです。自分が見やすい、検索しやすいサイトを使うというイメージでOKです

ご希望にもよりますが、独身の社会人であれば間取りは「1R・1K・1DK」、面積でいえば「20-30m2」がボリュームゾーンでしょうか。

もし「あなたの収入から考えた適正家賃」を知りたい場合は以下の記事をお読みください。

光熱・水道費

光熱費

光熱費(電気代・ガス代)は季節や地域により大きく異なります。

近年では電気代・ガス代が一部自由化された影響で全体的には安めにはなっています。

総務省統計によれば一人暮らしの平均電気代は月¥5,700程度ですので多めに¥6,000と見積もるといいでしょう。

ただし、建物の気密性(エアコンの効きに影響)やどの冷暖房器具を選ぶかなどでも大きく異なります。

なめくじ

電気ファンヒーターが主戦力だと、エアコンのみ使用時と比べて冬の電気代が1.2〜1.5倍にハネ上がりますので注意してください。また、築年数の古い木造家屋では暖気や冷気がガンガン外に逃げるので電気代が上がります

ガス代は「電気でどれだけ暖房するか」で多少増減しますが、おおよそ月¥3,000程度で想定するといいでしょう。

ただし地域によっては都市ガスではなく高いプロパンガスを選ばざるを得ないこともありますが、プロパンガスになった場合は前述の月¥3,000が月¥6,000に変わると考えておきましょう。

なめくじ

プロパンガスと都市ガスの物件で悩んだ場合、月3,000円以内の家賃差であれば都市ガスの物件を選んだ方がお得ですね

水道費

一人暮らしの水道費(上水道費・下水道費)は、総務省統計によれば月¥2,000で計算すれば十分かと思われます。

水道費は季節による変動があまり無い項目ですので計算しやすいですね。

教養・娯楽費

分かりづらい単語ですが、要はお小遣いです。

友達と遊ぶ、彼氏彼女とデートに行く、趣味に使う、飲みに行く(これは人によって食費にカウントする場合もあり)などの使用用途ですね。

それ以外にも、Netflixやジムなどのサブスクサービス、書籍代(本・電子)なども教養・娯楽費に該当します。

他の項目を削ってお小遣いを増やしてもいいし、お小遣いを削って他の項目や貯蓄・投資に回すというのも有りですね。

あなたが使いたいお小遣いの金額はきっとあなたが一番知っているはずです。

最後に

一人暮らしの社会人の生活費について何となくイメージはついたでしょうか?

生活費平均の月15万円から計算を始めて、支出金額の大きい項目を生活レベルに合わせて調整してもらえるとよりリアルな数字になっていくと思います。

本記事で紹介しきれなかった細かな支出項目についても余裕があれば計算してみてください。

ただし、支出金額が小さいので頑張って節約してもあまり総支出金額には影響しにくいと思います。

ガツンと節約するのなら大きい金額のところに手をつけるのがお勧めですよ!

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なめくじです!2021年に起業して年商2,200万円達成。2020年からの投資270万円で60万円の含み益を出しています。