- 新社会人
2022年も4月1日という門出の季節を迎えました。
新社会人となった方たちにまずはお祝いと、そして今後のご活躍をお祈りさせていただきます。
ちょっとお祝いの言葉選びがダメじゃないすかね
他に思い付かなかったんですよ…
さて新社会人として働き始めると、早い会社では今月中に初めての給料が入ってきます。
もう初めての給料の使い道は決まっていますか?
よく言われる「初給料は今までお世話になった両親に」なんてのも、とても素敵な使い道ですよね。
さて多くの新社会人にとって、これから給料のやりくりという初めての作業がやってきます。
大学生活で一人暮らしをしていた人は、やりくり自体はすでに慣れているかもしれません。
しかしその中で将来を見据えて資産形成を始めている人はまだSSRくらい珍しいと思います。
本記事では、社会人としてのスタート時期だからこそ押さえておきたいお金と資産形成の基礎知識を解説します。
100人中200人の投資家が「もっと若い時に知っておきたかった」と後悔するお金と資産形成の知識。
新社会人の皆さんはこれらを知っておくだけで、同期から一歩も二歩も先に進めちゃいますよ。
更に言えば、今から実践するだけで将来の資産が数千万円レベルで変わってきますのでぜひ最後までチェックしてください。
同僚にマウント取り放題だぜ
やるなら心の中だけにしてくださいね
結論
お金の知識の重要性
社会人として働き始めるということは、親の庇護下から離れることを意味します。
庇護を離れるというのは「選択の自由を得て結果への責任を負う」ということです。
これからは自分の生計は自分で管理しなければいけません。
そして悪い大人から自分の生活を守らなければいけません。
身の丈に合わない誤った選択をしたり悪い大人に騙されたりしても、そのツケは他でもないあなたが支払うことになります。
冷たい言い方ですが、これからはもう誰も助けてくれません
それが大人になるってことさ
だからこそ、全ての社会人は自分が路頭に迷わないようにお金の知識を身につける必要があります。
すでに家庭を持っている人は自分だけの生活じゃないのでなおさらですね
お金の知識をつける
お金の知識はいったい今後何をどのようにつけていったらいいでしょうか?
まず入り口部分から説明していきます。
お金の知識の優先順位
一口にお金の知識と言っても、実はとても幅広いジャンルがあります。
以下に例(カッコ内は専門家)を挙げますが、全部をカバーなんて到底できませんよね。
- 保険(保険屋、FP)
- 社会保障(社労士)
- 経済(経済学者)
- 資産形成/投資(証券、FP)
- 税金(税理士、会計士)
- 会計/財務(会計士)
はい無理ゲ
なめくじもそう思います
ですので、まずは優先順位をつけて知識を身につけておく必要があります。
しかし「1ジャンル」ですら心が折れますので、さらにテーマを絞ってお話します。
個人的な優先したい具体的なお金の知識ランキングは以下の通りです。
順番に解説していきますね。
お金の知識①:クレジットカードの使い方
学生時分で作っていた人もいるかもしれませんが、新社会人になったタイミングでクレジットカードを作る人も多いでしょう。
クレジットカードはこれからキャッシュレス決済全盛時代にも主流の支払い方法となります。
とても便利な反面、使い方を間違えると人生の破滅までありますので注意が必要です。
リボ払いはカモ
ここで質問ですが、クレジットカードで最もやってはいけないことって知っていますか?
答えは『リボ払い』です。
今時リボ払いで爆死するやつなんておるん?
…(爆死済だから何も言えない)
リボ払いとは「一定金額の借入まで月々定額での支払い」となるシステムです。
例えば月に5,000円支払いと設定すると借金+利子分が上限額(50万円とか)に達するまで月々5,000円の支払いで済みます。
一見便利なシステムに見えますが、実は法律上限ギリギリまで金利を上げていますのでいわば消費者金融でお金を借りているようなものです。
リボ払いのヤバさはだいぶ知られるようになっていますが、追加で以下の点にも注意が必要です。
カード会社はカモを増やしたいのであの手この手でリボ払いを勧めてきます
今だけキャンペーンも全部無視しろ
設定変更し忘れを狙われますからね
使い過ぎ注意
クレジットカードは現金を使わずに簡単に決済できて便利な反面、お金を使った実感が湧きにくいものです。
日本では請求額に毎月驚いてる社会人が1億人ほどいます
使い慣れていない人では自身の支払い能力を超えた請求が来てしまうケースも多々あります。
そうなっても親はもう払ってくれねーからな
ですので極端な話、カードを使い始めるのは最低限の家計管理ができるようになってからでもいいくらいです。
使わないは言い過ぎとしても、せめて毎月の請求の内容くらいは確認しましょうね。
カードの種類とステージには鉄板がある
クレジットカードのブランドにこだわりが無ければ、1枚目は「VISA」か「Mastercard」で作りましょう。
JCBだけ使えない店も実はあるんですよね
なんでなん?
店側の支払う手数料が高いんですよ(小声)
また、作ろうとしているカードには「一般」、「シルバー」、「ゴールド」などのランクがあると思います。
これも特別なこだわりが無ければ一般ランク(ステージ)にすることを強くお勧めします。
なぜなら月給100万円クラスにならないと基本的に年会費負けします。
ちなみにゴールドとかブラックにしてもモテるとかは基本ありません。
お金にしか興味無い頭の弱い子なら釣れるぞ!
やめなさいよ定期
お金の知識②:固定費という概念とその危険性
固定費という考え方を知っていますか?
固定費とは月々の支払いの中で「必ず」「定額で」発生する支出のことを指します。
一番分かりやすい固定費は家賃ですね
実は生活費の支出というものは、固定費の影響が圧倒的に大きくなるようにできています。
だからこそ上手に節約するためにははまず固定費を見直すというのが鉄則とされています。
一人暮らしをする新社会人の人はまず家賃について深く考えてみてください。
もし適正な家賃を知りたいという方は下の記事を参考にしてくださいね。
今後あなたが、「大した買い物していないのになんでこんな生活が苦しいんだろう?」と思うシーンがあるかもしれません。
もしそうなら固定費のことを思い出してください。
120%固定費(一部もしくは全て)が悪さをしています。
- 家賃
- サブスクリプションサービス
- 水道光熱費
- 生命保険
- 通信費
- 車やバイク関係
サブスクリプションサービスは特に要注意
最近では色んな企業がこぞってサブスクサービスを出したりお勧めしたりしていますよね。
なんでか分かりますか?
答えは「企業にとって有利な契約」だからです。
サブスクは比較的安価なので導入しやすく、そして離脱しにくい契約です。
悪質な企業だと「ネットで契約できるくせに契約解除は何故か電話が必要だし全然繋がらない」みたいなこともあります。
なめくじは◯◯◯バンクのサービスを絶対に使いませんが、それが理由です
それに支払額が小さいため、契約していることを忘れて(気づかず)自動で支払われ続けることが多いのも問題です。
多くの企業は「忘れてくれたらラッキー」という感覚で勧めていますからね。
便利だからとちょっとずつサブスクを増やしていくと徐々に真綿で首が絞まっていきます。
複数のサブスク契約してる奴はすでにカモられ始めてるから注意な
お金の知識③:自分に関係する税や社会保障の仕組み
あなたは新社会人になる前から消費税を支払っていますよね。
これから社会人として稼ぎ出したら、さらに所得税/住民税/社会保障費も国や年金機構に納める必要があります。
サラリーマンは源泉徴収されてるから税負担の実感が湧きにくいかもしれません
給与明細をちゃんと見ればエグいくらい実感湧くぞ
額面25万円としたらおおよそ5万円ほどが税金/社会保障費として徴収されます。
さて、あなたはその5万円の行き先はご存じですか?
税金や社会保障費は意外と国民に還元されている
税金や社会保障費は何となく「公共事業」や「自分の年金」に使われるイメージが強いのではないでしょうか。
そのイメージは間違っていません。
間違ってはいませんが十分な理解でもありません。
実は税金や社会保障費というのは、あなたが思っている以上にあなたを含む国民に還元されています。
問題はそれを「国民が知らない」ということです。
知ってる人だけ得をする
税金や社会保障費の支払いについて、「こうやったら免除されますよ〜お得ですよ〜」なんてのは誰も教えてくれません。
国や自治体が必要な奴にピンポイントで知らせーや
ほんとそれですよ…
逆にお得情報を知らずに支払った税金については何にも言われませんし還付もされません。
まさに税金/社会保障費は情報弱者がバカを見る世界です。
だから自分で情報を取りにいかないと税金を支払い損みたいな形になります。
国や自治体は「HPなどで全て発信してますよ」って言うんでしょうけどね
ひと昔前のエロサイト並に見づらいあのHPを全部読めと??
そういうことです
ですので毎日とは言わないまでも、大きな環境変化やイベントごとがあるたびに「何か補助制度無いかな?」と国のHPをチェックすることをお勧めします。
SNSが発達した現在なら、そういうお得情報を細かく発信しているインフルエンサーをフォローするのも手ですね。
資産形成の重要性
さて、もう一つのテーマ「資産形成の重要性」についてお話ししましょう。
向こう30年以上は税負担が重くなる
新社会人の皆さんは、人口比(図)の問題でこれからどんどん税負担が重くなっていくことが予想されます。

団塊世代(72〜74歳)が亡くなるまでおよそ10年、団塊世代Jr.(46〜50歳)が亡くなるまで30年以上は、下の世代には実力以上の経済的負荷がかかり続けます。
つまり、嫌な言い方をすると氷河期世代(40〜45歳)以下は「搾取される側スタート」の世代です。
希望に満ち溢れた新社会人にこんな話すんなよ!
でも、いつかは向き合わないといけませんから…
自分の将来は自分で切り開く!
キャリアアップもそうですが、自分の将来は若い今の自分が築くイメージを持っておきましょう。
なぜなら、あなたが老後を迎えるその時には今以上に自己責任の世界になっている可能性が高いからです。
2年前ほどに金融庁のグループによって老後2,000万円問題が提起されました。
これは夫婦が老後を安心して暮らすために必要な金額として試算されたものです。
今後のインフレ具合によっては2,500万円くらい必要になるかもですね
将来バリバリ稼げるようになっても、2,000万円クラスの資産は簡単に作れるものではありません。
2,000万円とは、全体の5%もいない年収1,000万円プレイヤーが極貧生活をしながら4年間で何とか貯められる額です。
ちなみに平均年収の450万円なら同条件で20年かかります。
急に5倍になって草
正直、定年直前にじたばたしてもどうしようもない金額ですので、若く十分働けている内から資産形成を始めることが大切です。
お金が増えるルールを覚える
資産形成するために当然お金を増やさなければいけませんが、がむしゃらに働くだけでは多くの人は徒労に終わります。
お金を増やせる人はお金が増えるルールに則って資産形成をしています。
ぜひこのルールを覚えて、そして明日から実践してください。
それが将来に向けた資産形成の第一歩となります。
- 先取り貯金(できれば手取りの10%)
- 株式への投資
- 税制度を有利に活用
お金が増えるルール①:先取り貯金(できれば手取りの10%)
ぜひ初任給から早速、手取りの10%を貯金してください。
この10%という数字では適当ではなく、我々人類が古代より受け継がれた叡智の結晶です。
手取り20万円だったら2万円を、手取り15万円だったら1.5万円を貯金に回しましょう。
総支給額じゃなくて手取りやからな!
別にいけそうなら総支給額基準でも構いませんよ?
お金が増えるルール②:株式への投資
あなたが人生を労働として切り売りしている間に、お金にも働いてもらいましょう。
お金はお金を生む力を持っています。
それが『投資』であり、その中でも最初に実践すべきは『株式投資』です。
仮想通貨やFXやNFTは、少なくとも初手ではお勧めしません
月々1,000円でも100円でも構いませんから、株式投資を始めて「お金がお金を生むこと」を経験してください。
人類の大部分が知らないこのルールに触れるだけであなたの世界は変わります。
お金が増えるルール③:税制度を有利に活用
最近色んなところで「NISA」、「つみたてNISA」、「iDeCo」が取り沙汰されているので聞いたことがあるかもしれません。
これらは現在の税制の中でかなり有利に設計されている仕組みです。
これらは「特別ルールの中で投資ができる制度」と思っておけば、とりあえずOKです。
通常は投資で生まれた利益の約20%は税金として徴収されますが、これら制度を活用すると免税されたり節税に繋がったりします。
通常の投資家は、この3種のどれかは絶対に活用しています
やってない奴は間違って覚えたか誰かに騙されたかしてるやろな
そしてこの3種の中で、新社会人であるあなたがすべきは「つみたてNISA」です。
つみたてNISAでは通常月々33,333円の満額で投資することがほとんどですが、別に1,000円からでも構いません。
『時間』が物を言う投資法ですので、付け焼き刃の知識だけで来月から始めてください。
何にせよ証券口座が必要になる
投資にせよつみたてNISAにせよ、必ず証券口座が必要となります。
現在では楽天証券、マネックス証券、SBI証券辺りが口座開設の選択肢に入ります。
しかし、強いこだわりが無ければSBI証券で大丈夫です。
現在のネット証券会社ではSBI証券1強ですし、おそらく今後しばらくはその状態が続きます。
途中で変えたくなったら証券会社の変更もできるぞ
2022年4月現在では、脳死でSBI証券を選べばOKです
新社会人が証券口座を開設し、先取り貯金から月々1〜2万円をつみたてNISAに貯金する。
これをやるだけで、新社会人でのマネーリテラシーランキングの上位1%以内に入れます。
こんなんやってる新卒がいたら先輩は恐怖で漏らすレベル
知識と理解が追いつかずに逆にバカにするまでありますね
最後に
いかがだったでしょうか。
長い文章になってしまいましたが、これでも余計な情報を抜いて新社会人として「今必要な」知識だけ紹介しています。
お金と資産形成の知識は、身に付ける時期が早ければ早いほど倍々ゲームで結果が出ます。
致命的なミスだけ避けつつまずは勢いで資産形成を始めましょう。
なぜなら一歩目を踏み出した人だけに見える世界がそこにはあるから。
あとは走りながら順々に強くなっていったらいいですよ。
では次の記事でお会いしましょう!
またな!
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