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配当金って憧れますよね。
月に10万円の配当金があれば、趣味に使えるお金を増やしたりローンの繰上げ返済をしたり、子どもへの教育費を十分に使えたりします。
配当額がさらに増えれば、「早期退職して趣味に打ち込んで暮らす」なんてことも可能です。
そんな配当金生活への一歩目は、どのように踏み出せばいいのでしょうか?
その過程にはリスクがあったり、知識が無いと失敗するトラブルがあったりします。
本記事では、なるべくリスクを減らした失敗しないような始め方を解説します。
ぜひ最後まで読んで夢の配当金生活への道を歩き始めてください。
目指せ月10万円!
結論
- 配当金は株投資で4〜5%の年利を狙う
- 30銘柄程度に手広く分散投資する
- 最初は単元未満株での少額投資から
配当金とは?
まず配当金についてのおさらいです。
配当金とは企業の株に投資することでもらえる、定期的な現金分配のことです。
投資信託やETF、REITでも配当金に似た「分配金」をもらえます
多くの企業は年2回の配当を行なっていますが、銘柄によっては配当が年4回だったり逆に年1回だったりもします。
なお配当金には税金20.315%が課されます。
配当金生活について
配当金生活とは厳密には「税引後の配当金≧生活支出」の状態を指します。
つまり、「働かなくても配当金だけで生活できる」ということですね。
まさに誰しもが羨む状況
株を切り売りする必要はありませんので、配当金を都度使い切ったとしても資産が無くなっていくことはありません。
好きな仕事だけ続けるも良し、ひたすら趣味に打ち込むも良し、まとまったお金が必要なら一部売却すれば良しと自由に溢れた人生となります。
配当金で支出全部を賄えなくても、月数万円の配当金があるだけで生活のクオリティは一変します。
今のサラリーマンのお小遣い相場は3万円台と考えると、月数万円の配当金に相当なインパクトがあることが分かるでしょう。
月10万円あれば単発仕事やパートだけで生活できるサイドFIREまで見えてきます。
もしその10万円の配当金を住宅のローン返済に充てれば、浮いた生活費は丸々家族のために使うこともできます。
使う予定が立たない時は再投資すればOKです
月10万円の配当を達成するための投資額
配当金を受け取るには株式投資をする必要がありますが、具体的にはいくら必要なのでしょうか?
一般に高配当と呼ばれる銘柄の年間利回りは4〜5%となっています。
この数字から月10万円に必要な投資資金を逆算すると以下の通りです。
- 月10万円=年間120万円
- 120万円 ÷ 0.04〜0.05(年利)÷ 0.8(課税)
- 投資資金=3,000万円〜3,750万円
結構要るなァ…
すぐ達成できる額ではないですが、一歩ずつですよ
3,000万円分の株で利回り5%を達成できれば、後は保有しているだけで年間120万円が入り続けるイメージです。
また原資である3,000万円分の株に関しては、(多少の評価額の増減は起きるものの)現金化しようと思えばいつでも100%現金に戻せます。
配当金生活を目指す上でのリスクやデメリット
さて配当金生活はとても夢のある話ですが、そこに至る過程には以下のようなデメリットやリスクが存在します。
- ”今”使えるお金が少なくなる
- ちゃんと銘柄を選んで買わないと損をする
- 資産形成スピードは配当金無しの投資の方が速い
順に解説していくぞ
”今”使えるお金が少なくなる
まずデメリットですが、”今”使えるお金が少なくなることです。
株投資とは、ある意味で企業にお金を貸すような行為です。
ヨソにお金を貸したら当然、今の自分が使えるお金は減ってしまいます。
月10万円の配当金を達成するために必要な投資総額は、家やマンションを購入できるほどです。
この資金を捻出するために、日頃から節約したり大きな買い物を諦める/妥協するなどしなければいけません。
もちろんたまには気晴らしでパーっと使いますよ
もしそうしたくない場合は、ガンガン稼いで投資資金を確保する必要があります。
ちゃんと銘柄を選んで買わないと損をする
次にリスクとして銘柄選びに失敗すると損をすることが挙げられます。
上場企業の中には年利10%越えの銘柄も珍しくありませんが、このレベルの利回り銘柄はハイリスク銘柄や罠銘柄だったりします。
例えば年利10%の銘柄に100万円投資して10万円の配当をもらっても、その株価が半減してしまったら10万円-50万円で40万円分の損となります。
また企業の株は未来永劫続く訳ではなく、場合によっては倒産して紙屑になる危険性も孕んでいます。
配当金生活を目指すには、こういった危なっかしい銘柄を避けながら投資していく必要があります。
あえて短期間だけリスク銘柄を持つ戦略もあるが上級者向けや
資産形成スピードは配当金無しの投資の方が速い
最後に相対的なデメリットを紹介します。
実は配当金が無かったり少ない銘柄の方が、高配当株より資産形成スピードは早い傾向にあります。
なぜなら配当金が出た時点で20%の課税というハンデを負うからです。
せっかくの利益を第3者である国に取られてしまいます
配当金を出さずに企業内で設備投資に回し、より企業価値を高めて株価を上げてもらった方がホルダーとしては資産形成が速くなります。
また配当金が多い企業の多くは”伸び代”が少ない高齢企業ですので、株価が大崩れしにくい代わりに一気に何倍になることもありません。
これら理由から「資産形成スピード」だけで考えると、配当金狙いはやや効率が落ちる投資となります。
配当金生活への一歩を始めるには
デメリットやリスクが有るとはいえ、配当金生活ができるようになればお金の不安は無くなり充実した人生が待っています。
そのための第一歩を踏み出すにはどのようにしたらいいでしょうか?
証券口座を開設する
まずは証券口座を開設しないことには何も始まりません。
株取引をできる国内の証券会社を選び、口座を開設しましょう。
2023年現在で最もお勧めできる証券会社はSBI証券またはマネックス証券です。
この2社はネット証券のトップ争いをしているライバル同士であり、片方が優良サービスを出したらもう片方が真似する為、サービスの質にほとんど違いがでません。
また、どちらであっても手数料は業界最安値クラスに設定されています。
ですので、なんとなくの好みや直感で選んでもらって大丈夫です。
なんなら両方とも使っている投資家もいる
高配当株を選んで買う
証券口座を開設できたら、後は高配当株を選んで購入するだけです。
しかしこの高配当株の選び方こそが、投資家や投資機関が四苦八苦するポイントです。
残念ながら「この銘柄を買っておけばOK」という正解は存在しませんが、高配当株で有名な企業をいくつか紹介します。
- 日本たばこ産業(2914)
- 武田薬品工業(4502)
- 三菱HCキャピタル(8593)
日本たばこ産業(2914)
多くの人がご存知のJTのことですが、主力のたばこ事業の他に実は医薬事業や加工食品事業も行なっています。
ロシア市場での売上割合が大きいのが懸念材料ですが、それでも2022年の期末では増配した力強さがあります。
配当利回り6%越え企業で唯一と言っていいほど財務が長期間安定している企業です。
武田薬品工業(4502)
製薬会社である武田薬品工業は、常に1株当たり¥180の配当を出し続ける一風変わった配当スタイルを採用しています。
株価上昇を完全に捨てている代わりに、業績が多少悪化しても予定通りの配当を出しますので計算しやすい銘柄と言えます。
配当が安定しているという意味では配当金生活に最も向いているかもしれません。
三菱HCキャピタル(8593)
企業向けのリース事業が主軸の三菱HCキャピタルは、高配当株で最も有名な銘柄の一つです。
なぜなら三菱HCキャピタルは毎年ひたすら増配し続けているからです。
どこかで上限には到達するでしょうが、「株主には配当金で還元する」という確固たる意志が評価されて人気の銘柄です。
株を買ったら保有し続けるだけ
高配当の株を購入したら、後はひたすら保有するだけです。
もちろん赤信号が灯った銘柄を損切りするなどの調整はしますが、多少の株価増減程度は無視してひたすらホールドし続けます。
配当金生活を実現する最速ルートは”買い増し”一択です
配当金の使い道が思いつかなかった時は、その資金を再投資して配当額を増やしましょう。
リスクを減らすための注意点
株投資は欲をかくと罠銘柄を掴まされたり、株価が下がって逆に損をすることがあります。
こういったリスクをなるべく減らすための注意点を解説します。
最初は単元未満株から
日本市場での株投資は「100株単位の取引が基本」というルールが存在します。
つまり1株¥900の銘柄であれば、1口9万円もの金額が必要になる訳です。
1口100万円超えの銘柄もザラに有るぞ
投資の一歩目でウン万円、ウン十万円の投資はリスキーですので、最初は単元未満株の取引から始めましょう。
単元未満株とは1株から購入できる取引単位のことで、いくつかの取引上の制限はかかるものの少額から投資を始められるという大きなメリットがあります。
先に紹介したSBI証券やマネックス証券では、呼び方が違うだけでどちらでも単元未満株投資が可能です。
買付手数料が無料なのも共通しています
投資銘柄は30銘柄以上を目安に
投資する先の企業が少なければ少ないほど、1企業の業績悪化で配当金に大ダメージが入るリスクが高くなります。
安定した配当金生活を目指す上で、幅広い銘柄に投資してそのリスクを分散させましょう。
多数の銘柄に分散投資することで、一部でマイナスが出ても他の銘柄のプラスがカバーしてくれるようになります。
銘柄数の目安については諸説ありますが、30銘柄以上に分散することをお勧めします。
特に企業の財務に関する知識が少ない最初のうちは、手広く分散することで投資のリスクを減らすことが可能です。
慣れたら5〜10銘柄に集中投資するのも有りやな
細かく売買をしない
買った銘柄の株価が上昇すると、誰しもが売って利益確定したくなる誘惑にかられます。
しかし高配当銘柄での株価上昇は大きくないので、細かく売買を繰り返すと手数料や税金でせっかくの利益が減っていきます。
逆に株価が下落しても同じです。
優良な銘柄であればいずれ株価は回復しますので、よほどでなければ損切りする必要はありません。
一方で「配当金が出る直前に買ったり、出た直後に売れば美味しいでしょ」と考える人もいるかもしれません。
しかし世の中には同じことを考える人が沢山いるので、残念ながら配当直前に株価は上がり直後に下がります。
高配当銘柄への投資では、じっくり選んで買ったら後はドーンと大きく構えているのが最適です。
これが配当金生活を実現するための投資スタイルです
最後に
いかがだったでしょうか。
本記事では「夢の配当金生活に向けた失敗しない始め方」を解説しました。
配当金生活は安定した人生となり、また選択肢が大きく広がります。
興味がある人はぜひチャレンジしてみて欲しいですが、その際にはいくつかのポイントに注意しつつ少額から始めることをお勧めします。
千里の道も一歩から。
ぜひ月10万円の配当金を目指して一緒に投資していきましょう!
では次の記事でお会いしましょう!
またな
- 配当金は株投資で4〜5%の年利を狙う
- 30銘柄程度に手広く分散投資する
- 最初は単元未満株での少額投資から
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