雑記

【経験者は語る】ADHDのトラブルあるあるとその対策法【仕事含む】

世の中には意外なほど成人期ADHDやADHD疑いの方がいます。

成人期ADHDの傾向を持つ方は様々な強み・特性がある反面、忘れっぽいなど社会生活を送る上で不便な特性を持っています。

ADHD疑いのなめくじが経験する日々のトラブルと、トラブルが起きないように気をつけていることを共有したいと思います。

本記事の内容がADHDの方やその近くにいる方にとって日常を過ごしやすくなる助けになれば幸いです。

著者紹介:社会人11年目/多分軽度のADHD/多動性

成人期ADHDのおさらい

成人期ADHDとは注意欠陥・多動性障害(Attention-Deficit Hyperactivity Disorder)という大人の発達障害のことを指します。

ADHDの特性は「不注意・多動性・衝動性」の3つに分けられます。

一般には「不注意優勢」と「多動・衝動優勢」というタイプに分類されます。

実際にはそんなパキッとは分かれずに、それぞれの特性が強弱ついて発現しているイメージです。

成人期ADHDの特性別問題点と予防対策法

不注意

不注意という特性から来る具体的な問題と予防対策法は以下の通りです。

忘れ物や失くし物が多い

アイテムごとの置き場所を決めましょう。

特に重要な物は常に目で確認できる範囲に置き場所を決めましょう。

無意識のうちにその辺にポイっとやって失くすことがほとんどですので、家に帰ったり仕事場についたりしたら「鍵と財布はココ、カバンはココ」などすぐに元の場所に置くことで失くし物をかなり防げます。

またポケットやカバンから物を出し忘れた結果、紛失する流れが異常に多いです。

ポケットに物を入れないあるいは帰ってきたらすぐに全部出すということを習慣づけると良いでしょう。

失くしやすい小物は目立つカラー(彩度高めのパキッとした赤など)を選ぶのも見つけやすくて結構いいですよ。

時間や期限を守れない

本当の時間や期限の前に、自分の中での期限を設定するといいでしょう。

朝に弱い方が、起きられるように早い時間からアラームをかけるようなものですね。

期限の管理方法としては手帳やカレンダーがおすすめです。

なめくじが常用しているのは「Googleカレンダー」です。

自動的にリマインドがかかるのも便利ですしね。

注意点は、タスク(仕事ややるべきこと)の時間や期限が判明したら「その場で」記入すること

後で書いておこうと思った瞬間に敗北が決定しますので、すぐに記入してくださいね。

そして朝イチや前日夜に手帳やカレンダーを毎日必ず見る習慣を付けておきましょう。

計画性が無く、目標を達成できない

計画することが苦手な気持ちはとても良く分かります。

何かのタスクが発生した時は、タスクを細かく段階ごとに分解して日付とともにメモすると◎です。

例)3日後に企画書を提出:今日は下書き、明日は本作成とプリントアウト、明後日は目視と最終校正

使うのは適当なメモ用紙でも付箋でも構いませんが、PCやタブレットをよく使う方なら「EdrawMind」というアプリをおすすめします。

マインドマップというツールの一種で、タスクとその構成要素が視覚化できてとても便利です。

気が散りやすく一つの物事に集中できない

もしあなたの普段いる場所で可能であれば、ノイズキャンセリングのイヤホンをつけることをおすすめします。

外部の雑音がかなり減って作業に集中しやすくなります。

他には、作業場所を普段からきっちり整理して余計な物をおかないことも大切です。

何か気になることが見えたら頭の中で「思考の連鎖反応」が起きますので、視界にそもそも物をなるべく置かないことも効果的です

多動性

多動性という特性から来る具体的な問題と予防対策法は以下の通りです。

常に手足がそわそわ動き貧乏ゆすりをする

抑えるのは諦めましょう。

ただ、職場などではナイーブな方にストレスを与えてしまう可能性があります。

なるべく貧乏ゆすりで靴の擦れる音や椅子のきしみ音が出ないように消音マットを引くなど周囲へ配慮の姿勢をアピールしましょう。

自分がADHDで、多動を抑えようが無いことを理解してもらう努力も必要かもしれません。

周囲の方との人間関係が良好に保てていられたら貧乏ゆすりくらいは多めに見てくれます。

もしかすると「スクイーズ」と呼ばれる低反発のおもちゃをニギニギしていたら、他の動きが多少収まるかもしれません。

じっと座っていられない

これも貧乏ゆすり同様に立つ・座る動作で音が出ないように配慮する必要があるでしょう。

いっそのこと許されるのならデスクを昇降式にするのも手かもしれません。

発想を変えて開放的なコワーキングスペースで作業するのもいいかもしれませんね。

会議でじっと座っていられないのは社会人として厳しいです。

なんとか会議への参加を避ける努力をするか、リモート会議に持ち込むしかありません。

いっそ動き回っても不自然じゃないようにファシリテーター(要ファシリテートスキル)として参加するのも手です。

周囲と協調して動くのが難しい

まずは自分がチームプレーを苦手としている自覚をしましょう。

苦手と自覚すれば、行動が謙虚になり客観視できるようになります。

独断先行を極力避けて、心配しすぎに思えるくらいに周りに相談しながら物事を進めていくとちょうど良い感じになれます。

あなたの行動力や決定力は他者と比べると非常に優れていますので、一番良いのは遊撃的に動けるポジションに付くことです。

ある程度の自由行動を許されるように、所属する人間関係内で信頼を積み上げていきましょう。

それでもあなたの特性が理解されず組織行動を強制され続けるのならば、諦めるか環境を変える(転職や部署異動)努力をしてもいいかもしれません。

衝動性

衝動性という特性から来る具体的な問題と予防対策法は以下の通りです。

必要以上にしゃべったり相手の話を遮って話したりする

あなたは相手の話を最後まで聞く必要性を理解しているはずです。

相手の話に口を挟みたくなったら、その時に心の中で1回深呼吸をしましょう。

あなたの頭の回転は早いので、話している間に相手の顔色を気にすることはできますね?

もし相手が視線を外しがちだったり退屈な表情を見せ始めたら、話の主導権をそっと返しましょう。

話の中身が理解できていてこれ以上聞く必要がなかったとしても、「最後までしっかり話せた」という満足感はあなたにとって大事なように相手にとっても重要なことです。

「自分ばっかり会話の美味しいところを取っていてはいけない」と心に刻んでおいてください。

美味しいものは独り占めせずみんなでシェアしましょう。

衝動買いが多い

キャッシュレスが浸透している時代にはやや難しいですが、なるべく財布やカードを持たないというのは物理戦略として有効です。

あえてスマホに支払いアプリを入れないというのもいいかもしれません。

アプリやクレジットのポイントが付いてお得だったとしてもそれ以上に無駄遣いしていたら意味がありません。

もしあなたに十分信頼できる方がいればカード類を管理してもらうという手段もあります。

ちなみに衝動買いが抑えられない方は破産する危険性があるのでクレジットカードを絶対にリボ払いにしないでくださいね。

なめくじ

そもそもリボ払いはクレジット会社が消費者をカモるための仕組みですので、衝動買い関係なく使ってはいけません

何かが衝動的に欲しくなった時には、ポチる前に「その商品を1年後にも使い続けている自分」を想像してみてください。

イメージが鮮明に浮かんでこなければそれはあなたには不必要なものです。

例えば段ボールとか古新聞紙の束とかをあなたはわざわざお金払って買わないですよね?

それと一緒です。買うのは止めましょう。

すぐにイライラしてしまう

イライラするのは仕方ありません。人間ですから。

大事なのは、自分の特性によってイライラしやすいということを自覚すること。

この自覚があれば、「あぁ今はADHDの特性で異常にイライラしているんだな」と客観視できるようになります。

アンガーマネジメント(怒りの管理)という言葉があります。

そのテクニックの一つに「怒りは6秒続かないから、一旦6秒待ってみる」というものがあります。

怒りは反射的な性質があるので難しいかもしれませんが、イライラしてすぐ人や物に当たってしまう方はぜひ挑戦してみてください。

重要なことを独断で決めて動いてしまう

ADHDにとって自分の中で良いと思った・決定したことを周囲に相談したり許可を取ったりするのは無意味に思える作業です。

なめくじも同じ人種なので独断でババーッと動きたくなる気持ちも分かりますが、周囲に相談するということはあなたの身を守ることでもあります

相談したという実績があれば、もしその案件が失敗したり損失を出してもその責任を相談者数で割り算できます。

重要な決断はなおのこと二重三重にでも周囲に確認を取る癖を付けましょう。

もし、どうしても独断で動きたい方は自身で起業することをおすすめします。

これは嫌味でもなんでもなく、ADHDの特性が起業家に向いているからです。

あなたの速攻力・行動力・決定力は組織のトップで一番力を発揮できます。

相談の連続で疲れてしまうならば、違う生き方を探してみてもいいかもしれませんよ。

仕事外の生活で独断を咎められているのであれば、めちゃくちゃに力と知識と実績を付けて黙らせましょう。

ADHDに向いている職業・向いていない職業が知りたい方はこちらの記事をお読みください。

ADHD・ADHD疑いの人の近くにいる方へ

ご家族・パートナー・同僚など近しい距離にADHDの人がいる方にお伝えしたいのは、ADHDという特性は治らないということです。

医学的診断を受けて専門家のカウンセリングや薬物療法によって改善することはありますが、完璧に治すことは難しいようです。

なめくじ

正直『治す』っていうのもあまり好きな表現ではありませんけどね。ADHDにはADHDにしかない強みが存在しますので、全て病気と捉える必要は無いと思っています

まずはご本人が自身の性質・特性を知って受け入れること。

受け入れたら自分の短所と向き合えるようになりますから、そこから一緒にトラブル対策をしていければいいかなと思います。

非ADHDの方は100%理解しようと努力するより、いっそ「そういう星の人なんだね」くらいに受け止めていただいた方が気が楽だと思います。

そこまでADHDの方と親しくはなくて(職場で顔合わせる程度など)、自分の性格とは合わなそうだなと思えば無理に理解しようと近づく必要は無いと思います。

性格が合う合わないがあるように、ADHDと非ADHDにも相性があります。

特に他人にも自分にも厳しいストイックな方は、お互いメチャクチャ相性悪いと思いますので不必要に近づかないことをおすすめします。

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なめくじ
なめくじです!2021年に起業して年商2,200万円達成。2020年からの投資270万円で60万円の含み益を出しています。