楽天経済圏に加入していても選ぶ理由がありません
oh…マジかよ
- つみたてNISAをこれから始めたい
- 証券口座を開く会社選びに悩んでいる
- 楽天証券と他の人気ネット証券との比較を見たい
2018年から開始され、始める人が増えている「つみたてNISA」。
4月4日のYahoo!ニュースによれば、2021年だけでなんと約216万口座も増えたそうです。
投資仲間が増えるのは大歓迎!
現実世界で投資を気軽に話せる世界になってくれ
当ブログでも再三お伝えしている通り、つみたてNISAはぜひチャレンジしていただきたいお得なシステムです。
しかし、投資を始めて行う人にとっての第一関門は「どこの証券会社で口座を開くか?」だと思います。
途中で証券口座は変更できるとは言え手続きは少し面倒ですし、一発で正解の証券会社を選びたいのが人情というもの。
さて本記事では人気の高い『楽天証券』を軸に、他の人気証券を対比させる形でどこが本当にお得なのか徹底的に分析します。
記事を読めばつみたてNISAを始める際に、自分にとって最も合っている証券会社をサクッと選べるようになります。
ぜひ間違いの無い証券会社を選んで早速つみたてNISAを始めてみてくださいね。
結論
つみたてNISAと投資信託
まずは簡単におさらいから始めましょう。
つみたてNISA
つみたてNISAとは2018年から運用が開始された制度で、その大きな特徴は「得た利益が非課税になる」ということです。
通常の投資信託では、出た利益(値上がり利益と分配金)の約20%が税金として徴収されます。
しかしつみたてNISAの制度内で投資信託を運用すればそれが非課税、つまり0%となります。
満額積立×20年として概算で140万円分の免税になりますね
とんでもないメリットやな!
投資信託
つみたてNISAを制度の名前としたら、投資信託は金融商品のジャンルの一つです。
投資信託とは金融のプロが良い感じに株を詰め合わせてくれたお弁当のような商品です。
投資信託と並べるなら株式/ゴールド/債券などで、つみたてNISAではありません
そしてつみたてNISAとはそういう名前の商品がある訳ではなく、「つみたてNISAの制度内で投資信託を買う行為」です。
さて投資信託は全て日本円で買えますが、一部では「A証券では買えるけどB証券では買えない」というものもあります。
ですので最初から「この投資信託を買いたい!」という希望があれば、取り扱いがある証券会社の中から選ぶ必要があります。
「(投資信託名)+販売会社」でググれば売ってる証券会社が分かるぞ
楽天証券とは
楽天証券とはネット証券業界で覇権争いをしている会社の一つです。
皆さんご存知の楽天グループ内のサービスとなりますので、楽天経済圏に加入している場合は有力候補の一つとなります。
楽天証券のメリット
楽天証券のメリットは以下の通りです。
ほぼほぼポイント関係やな
楽天ポイントは使いやすくて現金みたいなものなので嬉しいですね
楽天証券のデメリット
楽天証券のデメリットは以下の通りです。
③とか嫌な予感しかしないんだが
②も結局③が起きた結果のことですからね…今後も悪い意味で要注意です
楽天証券と他の人気証券会社の比較
さて、ここからは楽天証券と他の人気証券を項目ごとに比較していきましょう。
現状の証券会社の選択肢
現在ネット証券は多数存在しますが、その中でもやはり人気が集中している証券会社というものがいくつかあります。
本記事では独断と偏見で、人気証券である「SBI証券」、「松井証券」、「マネックス証券」、「LINE証券」、「auカブコム証券」を比較対象とします。
これら以外の証券会社を選んでもいいですが、サービスは確実に落ちます
なお、店舗証券ではネット証券と比べ取扱商品数が少なかったり、ネット証券には無いコストが発生するため比較からは省いています。
今の時代にあえて店舗証券を選ぶ理由は全く無い
いやいや、面倒なことを全部丸投げしたい人なら店舗証券はアリですよ
つみたてNISAの取り扱い銘柄数比較
まずはつみたてNISAの取り扱い銘柄数を比較してみましょう。
以下の表をご覧ください。

ほとんどの証券会社が150〜180本の中にあって、唯一LINE証券だけが9本と大きく遅れを取っています。
LINE証券さん、これはいけませんよ
ところが9本のうち上位4本はガチってるからアリなんですよね
ちなみにつみたてNISAのルール上、対象銘柄の何をどこで買っても買い付け手数料は無料となりますのでご安心ください。
クレジットカード決済での積立比較
つみたてNISAでの今のトレンドは、クレジットカード決済での積立です。
なぜならクレジットカード決済によるポイント還元が付くからです。
では、クレジットカード決済の有無やその内容について見てみましょう。
以下の表をご覧ください。

ここでも差が付いたな
マネックス証券とauカブコム証券が安定した還元率であり、逆に楽天証券とSBI証券はばらつきがあることが分かります。
後者の高還元率には条件がいるので、安定したマネックス証券とauカブコム証券が有利です
投信保有サービスでのポイント比較
投信保有サービスとは、投資信託を保有した金額に対して割合でポイント還元や付与がされるサービスのことです。
貯金に利息が付くみたいなもんやな
つみたてNISAは20年の長期保有が前提となりますので、投信保有サービスでのポイントはまさにちりつもと言えます。
人気の投資信託で試算すると、20年間で24,000~46,000P分となります
では、各社の比較を見てみましょう。

LINE証券の1人負けのように見えますが、楽天証券も実質無いに等しいレベルです。
信託報酬が低くつみたてNISAと相性の良い投資信託に限定すると、ややSBI証券がリードしています。
ハイリスクハイリターンのブン回し投資信託なら松井証券がアツい!
その他のメリット/デメリットで比較
最後に、つみたてNISAに限定しない各証券会社のメリット/デメリットについて比較してみましょう。
楽天証券
- 楽天銀行と楽天証券を連携することで、普通預金の利息が0.04~0.10%となる
- グループ全体がここ1年改悪続きである
楽天モバイルが黒字になるまで改悪傾向は続くでしょうね
SBI証券
- 住信SBIネット銀行とSBI証券を連携することで、普通預金の利息が0.01%となる
- ネット証券王者の座が盤石になるまで改善策を打ち続ける可能性が高い
- HPが直感的に操作し辛い
UIの悪さには正直イライラさせられる
マネックス証券
- マネックスポイントの使い勝手が最強に良い
- 通常の株取引などの手数料が高い
つみたてNISAだけマネックス証券で、メイン証券は別にする人もいます
松井証券
- 手数料無料でデイトレードが可能
- 松井証券ポイントの使い勝手が悪い
2022年に続々と新サービスを展開して勢いがあるな
LINE証券
- スマホでの取引に特化した画面や操作デザイン
- 取り扱っている商品ジャンルや銘柄の種類が少ない
良くも悪くも迷うことが少なくて初心者向きです
auカブコム証券
- 対象のau回線ユーザーだとお得さがSBI証券とタメを張るクラスになる
- デイトレードやスイングトレードでは手数料が割高
au回線で恩恵を受けられるなら絶対にココ!
独断と偏見のなめくじ的ランキング
最後になめくじが独断と偏見で決定したランキングを紹介します。
これが正解という訳ではありませんので、1投資家の意見程度に見ていってください。
第1位 SBI証券
総合力を考えると他の証券会社の追随を許しません。
楽天証券との熾烈な業界トップ争いも、2022年に入って明らかに決着が付きつつあります。
SBI証券はつみたてNISAのラインナップ、還元率、サービスの豊富さなどどれを取っても全て高得点です。
まさにネット証券の最優と言えるでしょう。
SBI証券を選べば、どんな人でも80点は取れます。
第2位 マネックス証券
つみたてNISAに限定すればマネックス証券が第2位に食い込みます。
条件不要で業界最高還元率のクレカ決済積立や地味にSBI・V・S&P500が選べる所もポイントが高いです。
マネックス証券でつみたてNISAを設定して、投資に興味が湧いたら他の証券会社で運用というのが最適解に近いです。
逆にここだけで色んな投資をするにしては手数料がな…
第3位 楽天証券
異論と苦情が巻き起こりそうな、まさかの楽天証券第3位です。
楽天証券の強みであるポイント還元率がどんどん改悪されてしまい、残念ながら現状ではSBI証券の下位互換と言わざるを得ません。
楽天経済圏に加入していても選ぶ理由がありません
oh…マジかよ
そう判断する理由が知りたい方は以下の記事も合わせてお読みください。
第4位 auカブコム証券
ここ最近勢いに乗るauカブコム証券が第4位となります。
auに関係の無いユーザーにするとあまり引きが強くありませんが、au回線ユーザーやau経済圏入りを考えている場合は話が変わります。
ある意味はっきりと向き不向きが分かれる証券会社と言えます。
auの未来にBETしたい人はぜひ選んでみてください
第5位 松井証券
老舗である松井証券が第5位にランクインです。
松井証券の強みはなんといっても信託報酬が高い爆弾のような投資信託を選んだ時のポイント還元率にあります。
ですので、狙っている投資信託次第ではかなり面白い存在となります。
うまくいけばハイリターン+高還元率で利益が爆発する可能性があります。
老舗のくせにガンガン生まれ変わろうとする企業姿勢が好き
第6位 LINE証券
残念ながら最下位に沈んだのはLINE証券です。
投資初心者向けに間口を広くした反動でサービス内容が浅くなっていることは否めません。
ちなみにたった9本のつみたてNISA対象投資信託のうちeMAXIS Slim米国株式(S&P500)と全世界株式(オール・カントリー)は鉄板の銘柄です。
また、2030年まで運用手数料0円かつLINE証券でしか買えない野村スリーゼロ先進国株式投信も守備寄りながら面白い銘柄です。
とにかく単純明快な投資設定をしたいならココですね
最後に
いかがだったでしょうか。
楽天証券と他の人気証券5社を「取り扱い銘柄数」、「クレカ決済積立」、「投信保有サービス」、「その他」に分けて徹底比較してみました。
ランキングでもお伝えした通り、混戦のネット証券業界も2022年現在ではSBI証券が頭ひとつ抜け出た状態となっています。
総合力から無難に選ぶのか、自分の投資スタイルに合わせてクセのある証券会社を選ぶのか。
ぜひ本記事を繰り返し見直しながら選んでみてくださいね。
では次の記事でお会いしましょう!
またな!
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