個人事業主の収入を赤裸々に公開していこうという新企画です
起業を目指している人には参考になるかもな
皆さん、個人事業主の収入っていくらだと思いますか?
サラリーマンだと何となく給料が想像できますが、個人事業主の収入って全然イメージ湧かないですよね。
そこで新企画として、実店舗型の個人事業主がどんな収入になっているのかを公開してみます。
独立起業を目指している人にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
起業2年目の個人事業主であるなめくじの給料は一体いくらなのか…!
ぜひ最後までお読みください。
結論
個人事業主の収入ってどうやって計算するの?
まず初めに、個人事業主の収入の計算の仕方について説明しますね。
サラリーマンとは違い、個人事業主は自分(または顧問税理士に任せて)で収入を計算しなくてはいけません。
その大雑把な計算式は以下の通りです。
実際にはもっともっとややこしい仕組みになっています
ひと月あたりの収入はあくまで推定値で、厳密に金額が確定するのは確定申告が終わってからです。
7月の事業成績
さて早速、7月の事業成績を見ていきましょう。
概要は以下の通りになります。
なお便宜上細かな項目や説明は省略していますので、詳しい人は突っ込まないであげてください。
なにもかも意味不明
ちゃんと説明するので安心してください
①売上
これは分かりやすいですね。
サービスの月間売上額(消費税込)です。
②経費(原価)
これもイメージしやすいでしょう。
要は商品の仕入れ価格の合計額(消費税込)ですね。
ただしクレジットカード払いなどの影響により前々月と前月と今月の支払いが混在するので、7月に買った商品の純粋な合計では無いことに注意です。
③経費(販売管理費)
俗に言う「販管費」というもので、水道光熱費からテナント賃料から人件費などの「原価以外にかかった全ての経費」です。
ただし大変ややこしいことに、この販管費には減価償却費が含まれています。
減価償却費は経理上の計算であり実際に支払った額とは別の項目ですので、実収入とは分けて考える必要があります。
④経常利益
①から②と③を引いたら算出されるのが経常利益です。
これが経理上の収入です。
こいつに所得税がかかってくるぞ
だからとりあえず実収入とは別に経常利益を計算しないといけないんです
結局、月間収入はいくらなの?
まず7月終了時点での銀行口座の残高変動で言えば、④経常利益に減価償却費¥442,000を足した額=¥653,000になります。
なんでこんなややこしい言い方をするかというと、この額はまだ税金を抜いておらず厳密な意味では収入じゃないからです。
各種税金は特定時期にドカンと請求される
当期予測では所得税¥0で消費税が¥116,000/月となりますので、月間収入は¥653,000 − ¥116,000=¥537,000となります。
ちなみに前期所得の関係で健康保険料や住民税はほぼタダになっていますので、この金額がサラリーマンで言うところの手取り額となります。
早見表を参照すると、サラリーマンの月収67万円相当ってとこですね
厚生年金がないから純粋に比較するのもほんとは微妙やけどな
2022年の累積収入と年間予測
さて、取らぬ狸の皮算用をしてみましょう。
前述の計算を2022年1月〜7月分まで行った累積収入と、そこから年間収入を予測してみます。
ちなみに個人事業主は全員1月〜12月で1年計算されるぞ
法人なら決算月は好き勝手に設定できますけどね
さて、累積の業績と収入は同じように計算すると以下の通りになります。
これは7ヶ月分の累積収入ですので、単純に12ヶ月に換算すると¥7,133,000となります。
ま、こんな上手くいけばいいけどな
少なくともサラリーマン時代の最終年収550万円よりは上ですよ
最後に
いかがだったでしょうか。
本記事では、個人事業主としての業績や収入を赤裸々に公開してみました。
事業としては2年目に入り、少しずつ安定感が出てきています。
また前年同月との比較もできるようになったので、そちらもおいおいまとめていきたいですね。
今後も定期的にこういったリアルな体験記をお届けできればと考えていますので、どうぞお楽しみに!
では次の記事でお会いしましょう!
またな!
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